• 主催者:藍豆
  • 2022年3月27日 08:44 作成
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参加作品数

15

参加受付期間

  • 終了

企画内容

 読み合いではありません。

 ある記事によると、現代の若者はわずか10分の動画視聴すら耐えられないそうです。これは巷に溢れるコンテンツがあまりに膨大で、可処分時間の争奪戦が起きているためだとか。いまや生活そのものと言えるまでに浸透したネット環境が情報の大量消費を強要し、そこから外れることをあたかも社会からの離脱であるかのように強迫するというわけです。
 この社会構造的な強迫観念に囚われた人々は、大量消費こそが合理的かつ優秀であることの証だと信じ込む傾向が強いといいます。しかし、人間は機械ではありません。処理能力ばかりが過大に脚光を浴びる陰で、大切な人間性や感性が失われていく現状に多くの研究者や専門家が警鐘を鳴らしています。

 一方で、彼らはこんな指摘も。いつか人々は余裕のない生活に疲れ果て、揺り戻しの時期がやってくると。そのときのために、我々は芸術や文学における受け皿を失ってはいけない。機械的な素養へと振り切られた社会の振り子が中庸へと戻り、再び人間らしさを取り戻したとき、それに応え得る文化の土壌が残されていなければならないのです。

 そこでこの企画では、その受け皿となる小説を募集します。現在の大量消費や刺激競争に媚びない、小説が持つ本来の強みや価値を活かした作品が対象です。
 判断は各自にお任せしますが、廃れかけのテンプレラノベの真似事や、ストーリー構成や文章表現などが未熟な作品、出だしの勢いばかりで後がダラダラと間延びした作品などが置かれないことを期待します。

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「未来の受け皿となり得る小説の本棚」を選択してください。

運営より

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参加作品一覧