チーレム異世界転生作品が爛熟を極める今日この頃ですが、意外とお目にかからないのが掲題のような作品です。ちなみにここでいう『関係』とは、weblio辞書における第四義『④男女のまじわり。 「人妻と-をもつ」』の意であります。
多くのハーレム作品において主人公が複数のヒロインから熱烈な求愛を受けながらもテンプレ鈍感主人公ぶりを発揮し、各ヒロインとの関係性を所謂寸止め状態に据え置くのは、過激な性描写を御法度とする青少年向けライトノベルゆえのお約束ということもひとつにはあるのだと思います。
ただその一方で、仮に主人公が複数ヒロインと関係を持ってしまった場合、必然的に描かれるべき主人公の心理的葛藤、ヒロイン同士の嫉妬・敵対意識、一夜限りでは終わらないであろうその後の房事のありよう等を描くのが難しいという事情もまたあるのではないでしょうか。
このあたりに関しまして、とても興味があります。
世の中に数多あるハーレム小説の中で、主人公が複数のヒロインと関係を持ってしまう作品はどれくらいあるのか。
そうした作品において、主人公が複数のヒロインと関係を持ったことにより生じる様々な問題に、どのような手法で「落とし前」をつけているのか。
対象作品を読み比べることでひとつそれを考察してみよう――というのがこの企画の趣旨です。
参加条件:主人公が三人以上のヒロインと『関係』を持つハーレム小説。
※『関係』の意味については、上記の通りweblio辞書における第四義を参照ください。(キスだけとかはダメです。)
※ジャンルは問いません。異世界でも、現代でも、歴史でも何でも。
※「三人以上」とさせていただいたのは、「二人」だと所謂三角関係になってしまい趣旨から外れる一方、「ヒロイン全員」としてしまうと門戸が狭くなることを考慮したためです。
※申し訳ありませんが、「男性」主人公が、複数の「女性」ヒロインと関係を持つ作品に限らせていただきます。
・主催者である私は、全参加作品を読ませていただきます(興味あるので)。但し、上記の内容を確認することが目的なので、流し読みになるかも知れません。また、感想やレビューなどはお約束できません。
・便宜上、私はご参加いただいた全ての作品をフォローさせていただきますが、企画終了後はフォローを解除させていただく可能性があります。また、拙作への相互フォローなどは不要です。
・考察をまとめ、下記にアップします。参加作品があまり多くないようであれば、個々の作品の「手法」について詳しく考察してみたいです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890971236
・ちなみにこの企画の参加条件、隅々まで読んでみないと守られているかどうかわかりません。全部読み切って「やってねえし」となると私の寿命がストレスでマッハなので厳に慎んでください。
・拙作も1作品参加させていただきます。(性描写はあくまで間接的なものに留まりますが、ヒロイン全員とキッチリ『関係』を持ちます。)
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「主人公がヒロイン全員と『関係』を持つハーレム作品が読みたい!」を選択してください。
このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。
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