「BL短編」を含む小説

～カクヨムコンテスト10【短編】参加作品～ 戀歌楼。 主に異形を商品として扱う見世である。 もちろん、気に入ったものがいれば身請けすることもできるが、その際は案内人が提示…

カクコン10「お題で執筆!! 短編創作フェス」のお題「試験」で書いたBL短編です。 魔法騎士昇級を目指して日々腕を磨いていたカミル。 だけど同室の優秀な先輩ルドルフからは「さっ…

時司深夜は恋人をモデルに色々と小説を書いている。今書いているのは、運命の番を求める吸血鬼の話だ。

　平日の昼下がりのカフェにて。 　試験前に勉強をする制服姿の学生たちを見て、懐かしむ二人の会話をお楽しみください。 　この短編は「赤獅子と白氷竜〜追放から始まる暁の改革記〜」の…

石渡紅玉はオリオン・シェフィールドを海が見える屋敷に囲い、血を与え、温もりを与え、共に過ごす。 誰にも見せない顔を、彼にだけは見せるのだ。

タケオとユヅルは、十の年の差がある同性カップルだ。ふたりの出逢いは、二年前の七夕。久しぶりに定時退社をしたタケオが、偶然通りがかった公園でユヅルを見つけたところから始まる。雨降る…

サファイア・ヴィリアーズの朝は、従兄であるガーネット・ヴィリアーズを起こすことから始まる。 それだけは使用人にも、他の誰にも、絶対にやらせたくない！ 今日も今日とで早起きして、従…

　あるところに一人の小説書きがおりました。 　小説書きは気ままに小説を投稿していましたが、いっこうに読まれません。 「退屈だなあ。よし、ここはひとつタグをつけてみよう」 　小説書…

久しぶりにまとまったものをかけた。 コンビニの前に並んでいる男はどうやら”ドアノブフェチ”らしい。

屑川星は、誰もが認める美少年。来るもの拒まず去る者は追わずで度々トラブルを起こす星に幼馴染の奏汰はいつも手を焼いているが、自分だけに見せる無邪気な笑顔にほだされていた。 朝帰りの…

夜明けの魔女が死んだ。 使い魔であるアズライトを一人残して。 魔女の葬儀を終え、二人で暮らしていた屋敷に戻ったアズライトの元に、夜明けの魔女の知り合いだという男が現れて──…

直哉には、付き合って八年目の年下の恋人・文利がいる。 その文利からプロポーズされた直哉は、喜びより何より、彼が持っている薔薇を108本束ねたデカい花束に目がいってしまった。 ※…

※こちらは日記の一部を抜粋して掲載しております。 想い人である間宮を喪った若林は、次第に間宮の幽霊が見えるようになった。彼はどうやらこの世に未練があるらしい。叶えてあげたい。そ…

　トリーシャ・ラスヘルグは大の魔法使い嫌いである。 　というのも、元婚約者の蛮行で、転移門から寒地スノーホワイトへ置き去りにされて死にかけたせいだった。 　王城の司書としてひっそ…

　令和の時代、そこそこ人気のある女性漫画家、甘味処やよいは過労の為、倒れてしまう。目を覚ますと、そこは平安時代の宮中であった。 　やよいは自らが、七条天皇の三人目の皇后、甘子を盛…

きみに初めて出会って、僕の世界は変わったよ。僕の世界がきらきらし始めたんだ。僕はきみが大好きだ。 少し仕掛けのあるように書いたつもりです。よろしくお願いします。

「春人さん、俺と羽毛な恋しませんか」 「羽毛な恋、とは？」 「不毛じゃない恋」 ゲイ専用のマッチングアプリで知り合った、33歳の春人と23歳の玲央は、身体だけの「割り切った…

同じクラスの高松と三ツ井は幼馴染だった。そんな二人の奇妙な関係を同級生である清原が覗き見してしまい……。（他サイトに掲載していたものです）

乗り物酔いがひどいコウは、ある日酔い止めを飲み忘れ電車に乗ってしまう。 通学時に気分を悪くしたコウは、他校のヒカルという少年に介抱してもらう。 ヒカルの明るい一面に、コウは徐々に…