「結び目」を含む小説

津賀子は小学一年生の時以来と思われるソナタさんとトイレで偶然に再会した。この再会により津賀子は大変な目に……。

自分の趣味てんこ盛りのお話を書きました。 旧家のお嬢様こと梅小路翠子（うめこうじ・みどりこ）さん。縁あって国直轄の特務機関、対怪異浄化情報収集室でお仕事することに。口が悪くて素…

　小学二年生の彼らは仲良し4人組。いつも一緒の彼らは、ある日ちょっとした事で仲違いをしてしまう…… 　七夕をモチーフにした作品です。ほぼ思いつきで書いたので、拙い部分もあると思…

赤子を取り上げ、病を癒し、星を読み、死者のために歌う――そして、海をゆくものに良い風を与える。女神ミセルマの力を持って生まれた〈ミセルマの子〉は、古くから森の賢者としてミゼルカの…

「おお、生きてるぞ～」 顔を寄せた刑事が叫んだ。 その横で可不可が長い鼻を突き出していた。 ふたりの警察官に抱きかかえられて、棺桶からよろよろと立ち上がった。 掘り返された墓穴の…

心があたたまる小説という企画があったので応募してみました。このお話は、精神障害のある人と、どう接していくか、を、テーマに書いてみました。難しいものですが、なにかヒントになればと思…

趣味の関係性を雑多に詰め込む予定のところです。話の間に繋がりはあったり無かったり。 ・細い糸の上で 　蜘蛛の妖怪と人間とその周囲の、平和なような不穏なような友情育みチャレンジ。

結目(むすびめ)マリカは生まれつき、『人の寿命があと何日か見える』という不思議な力を持っていた。命の結び目が切れる瞬間を知っているマリカは誰とも交友関係を持とうとしていなかったが…

「絆（きずな）」は美しい、断つことのできない人と人との結び目。 「絆（ほだし）」は恐ろしい、消すことのできない縛りの証。 俺はお前に生きてほしいから、身勝手な「絆」をお前に遺…

人として完璧な倫理観と徳とを持った高校生、上悠然。 そんな彼が悠々と世間を渡り歩き、あらゆる人間を啓蒙していく。 この話を端的に言い表すとするならば、ゴルディアスの結び目でケツを…

私には幼い頃から大好きなシリーズがあった。 最新刊を買いに行った帰り道に事件に巻き込まれ、私は読むのをやめてしまった。 でも…本は新しき出会いと再会をくれた。

最近、帯の結び目をつくってしまって、装着するだけの作り帯が、流行っていますよね。私も、いくつか作ったことがあるんですが、意外に便利で使いやすいと思います。このお話も、そんな作り帯…

山梨中央市に住む抽冬小雪は地味で大人しい性格からか中学でイジめを受ける。この事は怖くて先生から親には言えないでいた。 ー ある日、小雪は祖父の侃に蔵から昔の書物を探して持っ…

人がこの世界との繋がりを断つ瞬間を見た。 きっと彼女が、その人の命の結び目をほどいたのだろう。 ※『「音もなくほどけた」で始まり、「手のひらがひどく熱かった」がどこかに入って、…

9名の作家による人妻アンソロジーです。 全作品に共通するのは「人妻という概念」のみ。 書き手の多彩解釈による唯一無二の人妻たちを束ねました。 【収録作品／著者】（収録順） ＊移…

　星影さやかな真夜中。 　王都特別警備隊隊長——アルバート・ハンデルは、違法なフリーク・ショーが行われていたテントの外で、白金の少女——ラナを保護する。 　行方不明となった彼女の…

――さくらんぼのヘタを結べる人はキスが上手いって言うけど、ほんとにそんなことできる人っているのかな？ さくらんぼを摘まみながら幼馴染の優香ちゃんに問いかけると、最近私の元彼と付…

貴方を奪い返すためなら、どのような手段も厭わない。利用できるものは全て利用する―― 女であるがゆえに王位継承権を持たないブランシュ王女。父王には顧みられず、継母の王妃には使用人…

その夏、日照りが続いて畑はひび割れた。村長は幼い姉弟に山神さまへの遣いを頼んだ。遣いなどというが、実際は贄だ。身体の弱い弟を庇い、姉は供物と共に輿に乗る。 山の奥に待っていたのは…

2019年に書いた超短編をまとめていきます。 ※500文字より長いのもあります。