「登山客」を含む小説

　奈犬振村は北海道中央部の大雪山系の南側一体に広がる山地の中にある。その村に両親と住んでいる道源綾乃はこの春短大を卒業、就職先も決まりその準備をしていた。 　ある霧の濃い日村唯一…

　その泉は、余剰を切り取り、欠落を埋める。 　人を完成へと近づける……でも。 　完成こそが未完成なのかもしれない。

　数百年前に黒川邸に住む十五人の住人全員が失踪、屋敷が全焼する事件が起きた。この事件は迷宮入れと化し忘れ去られた。ある日、山で登山に来た登山客が転倒し人間の頭蓋骨を発見し、調べる…

令和の私小説部門 人生を変えた衝撃の初体験 他人の知らない○○の世界 に該当するかも？な微妙作品。 ◆ かれこれ十数年前。 私が勤めていた会社の人達は楽しい事がとても大…

東京から去ること120km。 栃木県・日光の奥座敷。 平日で他の登山客もほとんどいないなか、その男はその森に足を踏み入れた。その先に、彼が見たものとは。 これは彼が見聞きし、体験…

もしも人間とクマが出会ってしまったら。登山客とツキノワグマが運悪く出くわしたお話です ※人間視点とクマの視点があります。ツキノワグマの言葉を人間の言葉に訳しました。私は山に関す…

夏の休暇を山で過ごそうと電車に乗った「私」は、車掌のすすめで聞き慣れぬ土地『かぢな』で降りることに。土地の人間の冷ややかな態度を横目に、宿泊施設を目指して分け入った登山道で次々と…