黒川邸と十五人の怪しい住人達

　数百年前に黒川邸に住む十五人の住人全員が失踪、屋敷が全焼する事件が起きた。この事件は迷宮入れと化し忘れ去られた。ある日、山で登山に来た登山客が転倒し人間の頭蓋骨を発見し、調べると失踪した住人の一人であることが判明した。
　ミステリーサークルに所属する狂見（くるみ）はサークルのメンバーと調査に来ていた。調査の帰りに天候が悪化し道に迷い、屋敷を見つける。屋敷で雨宿りさせてもらうことになった狂須はあることに気づく。屋敷が”黒川邸”であること、ここが”数年前”であることに。恐ろしくなった狂須は屋敷から出ようとしたがそこで”遺体”を見てしまい、住人達から命を狙われることになる。
果たして狂須は住人達から逃げ切り、数年前の失踪事件の謎を解き明かすことが出来るのか！