これは作者さんが二十代のときに経験した富士登山のお話。
勤めていた会社の同部署の方々は、陽気な方が沢山いらっしゃったので週末は飲み会に行ったり、地域のイベントに参加したりと、アクティブに活動していました。
あるとき、上司の方が「富士山に登る人~!」と富士登山の募集をかけます。
体力に自信があった作者さんは、「富士山の山頂に登ったことはないし、達成感も味わってみたい」と軽い気持ち参加することになるのです。
しかしその軽い気持ちがあんな事態を招くとは思わず、さらに参加したメンバーの中には「Tシャツ・ジーパン」とナップサックを持って夜間の富士登山に臨もうとした方もいて、もはや何か起こるとしか思えません。
この続きが気になる方は、是非『富士山で一番最強なのは、ラーメンでした。』を読んでいただきたいのですが、山登りの厳しさを伝えつつも、作者さんのツッコミが巧みで、本当は笑ってはいけないのだろうなという場面も、ついつい笑ってしまいました。また、タイトルにある『富士山で一番最強なのは、ラーメンでした。』も読むとなるほど納得。
しかしこうやって笑ってこの話を読めるのは、全員が無事に生還したからこそだと思います(よかった……!)。皆さん、山登りをするときはしっかり準備して行きましょう。
同じくカクヨム短編賞私小説部門に応募されていたので、読むことにしたDITinoue。
さくらみおさんは「にゃんと不思議なはてな島」でお読みしたことがあるので、私小説部門どうどうのいちいのこのエッセイは一体どんなものなのかなとワクワクしながら読んでみることに。
何やら、ランニングが趣味のさくらみおさんは会社の富士山登山に参加したらしく。
でも、みなさんは普段近くで見ている富士山を完全にただの山としか認知していないらしく。
で、普通の山みたいな服装で登ってみると……!!
十年前の作者さんの体験を読むと、ツッコミどころ満載! と言えますけど、多分実際に登ってみるとものすごいんだろうな。
第一話へのコメントで「富士山登山……楽しそうですね」と送ったのをこの場を借りて撤回します(笑)登ってみたくはあるけど。
というわけで、富士山登山一回やってみたいなと思う方は少なくないと思いますが……そんな方へ。
登ってしまう前に絶対に見てください。