「死者からのてか 短編小説」を含む小説

～＊カクヨムコンテスト11短編小説部門・円城塔賞　参加作品です＊～ 〔 あらすじ 〕 近未来、人類はMNE(Memory Neural Extraction)と呼ばれる技術…

人の視覚と聴覚を24時間自動保存する「クラウド記憶」が普及した近未来。 研究者・篠崎亨が殺され、曖昧な最期の映像と一言「いよいよか」だけが残った。 世間はそれを研究不正の証拠と決…

作品絶対に完結。解説付き。 この小説は作者のただ書きたかっただけの短編集となります。 必ず短編小説なので作品完結します。ただ、話がとてもわかりにくいのもあると思うので読んだ次…

　街の人々から軽んじられバカにされているW.L.は殺人鬼になった。 　逮捕されたW.L.は裁判の結果、悪魔祓いを受けることになる。 　もしも三日間の悪魔祓いによってでも、悪魔…

　2088年。量子コンピュータ技術により、死者の意識をアップロードできる時代が到来した。 　大学生の水無月ハルは、最愛の祖父・太郎を失う。 　量子輪廻システムによって、祖父の意…

　三十八歳の冬、冬野葵は生きることに疲れ果てていた。 　夢は潰え、愛する人は去り、大切な人は死んだ。 　もう何も残っていない。 　もう、死のう。 　そう思った夜、彼女は不思議な…

「てへっ、犯人わかっちゃった！」 警部補・武田信子の直感と死者の“言葉にならない言葉”が導く真相。 桜の木の下に隠された、名前のトリックとは——？

――人の死の、不条理でブラックな物語。 一年のめぐりとともに現れる「死」と「生」の残響を描いた連作短編。 七月の屋上で死を望む少女、十月の路地裏で朽ちゆくカボチャ男、 十二月に…

桐谷美波、28歳。三代続く葬儀社「桐谷葬祭」の娘として育った彼女には、誰にも言えない"特殊な能力"がある。 遺体に触れると、故人の「最後の想い」が視える。 それは超能力ではな…

ハロウィン記念の短編小説です。復活作品なので温かい目でご覧ください。 ホラーと恋愛を融合させた、一夜限りのキセキ。少女の背負っていた『罪』とは何か？ どうぞ楽しんでご覧ください。

　四方堂晶は、死者の魂をデジタル空間に再現する葬儀社「アルカ・メモリ・インク」の代表だ。 　彼は信じている――人間の本質は情報であり、肉体は一時的な器に過ぎないと。 　一方、現…

父を埋葬して一週間。夜ごと、誰かが戸を叩く。 その声は、たしかに父親のものだった。 けれどこの土地には伝承がある。――一度でも戸を開ければ、最期だという。 寒さと孤独の中、戸口…

＜あらすじ＞　FIND OUT一夜零編 　２年前、音風幸也を護る為に、自らの命を犠牲にして、零は、黒鳥恭弥こと２代目海月梓と命がけの死闘のち命を落とした（黒鳥恭輔もなくなった） …

　僕はある日仕事用にクラウドに保存していた画像を検索していて、五年くらい前の所で見覚えのない画像を見つけた。その中で僕は全く知らない女性と、神社の鳥居の前に二人で立っていた。 　…

　四十歳の誕生日、会社員の三上里奈は母の死後、不思議な衝動に駆られてインドのバラナシへと旅立つ。母の最期の言葉「人は死んでも、母なる大河に還るだけなのよ」の意味を求めて。 　聖地…

国立羽根美術館で起きた謎の死。館長の遺体の周りに散りばめられた純白の羽と、消えた金色の羽根のブローチ。新任警部補の御子柴美咲は、美術館という密室の中で、それぞれの秘密を抱える関係…

「夏、暑さを疎ましく思って、冬、寒さに震えて、そういう巡る季節のなか、冷暖房の下で俗っぽい死者蘇生をして、そこで小さな幸せを感じて、ただ単純な循環をするように呼吸をして生きて、だ…

死者の声を聞き取る憑具師(ひょうぐし)により創り出された人工意思は、死者の過去を代弁する。 年端もいかない男の子は、なぜ浜辺でひとり死んでいたのか。 彼に憑依した人工意思が、彼の…

裕福な地主の家に生まれた作曲家でピアニストのマックスは、生きることの意義をつかみかねていた。そんなある日、彼は猛吹雪のさなかに突然トンネルをくぐって異世界へと迷い込む。向こうの世…

　「短編賞創作フェス」3回目お題「秘密」について書きました。 　多くの物が自動化され、死者が仮想故人として扱われる時代、その奥に潜む陰謀とは―― 　長編用に考えていたネタですが、…