「歌垣」を含む小説

稚沙と椋毘登の2人は、彼女の提案で、歌垣に参加するため海石榴市を訪れることとなった。 そしてその歌垣後、椋毘登が稚沙に、彼が以前から時々見ていた不思議な夢の話をする。 その夢…

　収穫祭を兼ねた人々の穢れを祓い、平和と次の実りを願う祭りを先に控えたある時、巫女姫が告げたのは、一つの託宣。 『祭りの日、天の浮橋（あめのうきはし）を出現させられなければこの…

筑波岳神の妻問　(つくばのやまがみ　の　つまどい) 新嘗祭の夕、神祖尊（みおやのみこと）は、一夜の宿を請うため、筑波岳神の社を訪ねた。 そこで歓待を受けた彼は、「筑波の山へは、…

いねと磐根は愛し合う二人だった。だが、新しい国主は歌垣を使って二人を引き裂き、いねをじぶんのものにしようと画策をした。逃げ出した二人を救ったのは、だいだらぼっち・・・。その正体は？

故郷の村を龍の呪いで失った少年は、たった一人残った妹を救うため、天へと繋がる梯子を上る。 人と人、神と人、神と神の因縁を越えていく少年の成長譚。 〈引用・参考〉 工藤隆『…

時は慶雲4年（707年）、藤原京に暮らす建築技官の秋依は、突然、集められた仲間と共に秘宝を探す旅に出ることになった。時の元明天皇が、平城京への遷都を完成させるためには、四神の秘宝…