「月星」を含む小説

京都の大学生劇団「クワガタ」が挑むのは、三島由紀夫の異色作『美しい星』。 照明担当の克久は、手作りの巨大なアルミ製UFOセットと格闘していた。 稽古が進むにつれ、劇団内は混沌と…

「月箭奏鳴曲 ― ムーンアローソナタ」――月の宿命を背負う少年と、地上を《冒険》する姫。 　出逢いは偶然か、必然か。 　宿命（アロー）を携えて、彼らは運命の舞台へと歩み出す―― …

月星暦一五三四年九月。 ふたつに分かたれた王族が、正当性を主張して七十余年に及ぶ内戦下にあった月星。 後継者と言われつつ貶められたジェイドの子孫は、レオンディール・ジェイド・ボ…

今はかつてのジェネティア大戦から数百年が経過し、一つの大国が四つの国に分散してまた一つの大国が都市国家を誕生させて自治を持たさせている。古代の遺産や失われたかつての大国の財産、冒…

　暁国（あけのくに）の成条京には、貴族の子息が学ぶ大学寮がある。 　左大臣の孫、橘真人（たちばなのまひと）は、特例で入寮した身分の低い小野悠月（おののゆづき）に興味を持つ。 　…

美容師を夢見るサチと、音楽に全てを賭ける青年――。 偶然の出会いから始まった二人の物語は、一目惚れのときめき、すれ違い、葛藤を経て、少しずつ深まっていく。 パリの街角、ルーブル…

詩の言の葉、わたしはきみはあなたは自由に宇宙を地球を舞うのさ。

【完結済】 負の感情が寄り集まって魔物と化し、人に取り憑く歪な世界。 大国月星にはタビスと呼ばれる神官がいる。 女神の代行者と言われ、その言葉は時に王の言葉すら覆す。 当代のタ…

ホシくんのカラダには、とがった「トンガリ」があります。 そのせいで、たいせつなツキちゃんをかなしくさせてしまうことも……。 でも、タイヨウさんのあたたかな言葉が、ホシくんのトンガ…

華国の皇子、藍蒼月（らん・そうげつ）は、“厄付き”と呼ばれる不吉の象徴として生まれ、18年もの間、家族から疎まれ、数多の宮仕えの巫女たちに“浄化”と称して痛みと屈辱を与えられてき…

ぼーとしつつも書きたくて。。。短歌をいくつか詠ませて戴きました

今から10年前の２０１５年、僕が、施設のグループホームに入りたての頃の記憶エッセイです。夏空の星々を見上げての話。