「失くしもの 一話完結」を含む小説

どさりと大きな音がして窓際の席から外を覗いて見ると、＊＊＊のうち一頭が口から真っ赤な血のあぶくをぶくぶくさせながら、校庭の隅に植樹された、針葉樹の群落の中に落ちて死んでいた。 …

月夜にだけ姿を現す、感情を失くした魔女・セリス。 村の外れにひっそりと暮らし、人々の悩みを静かに解決する彼女は、ある日届いた手紙をきっかけに、「影の世界」へと足を踏み入れる。

渚が愛犬のムサシを連れて海辺に散歩に行くと、一心不乱に砂浜を掘る怪しい男に出会った。話を聞くと大事な物を失くしたという。 二人は微妙に噛みあわない会話をしながら、一緒に探し物をす…

アンコール企画に参加させていただきました。 https://kakuyomu.jp/user_events/16817330665561707849 精霊などが普通にいる異世界…

〈私、あなたを愛してる〉 王国一の歌姫サァラは、【死神】の呪いを受け、声を失くしてしまった。 王国において、被呪者は人に非ず。 婚約者に疎まれ、婚約破棄を正当なものとするため…

一話完結です。

雷を検索すると、いかづち、カミナリ、魔物と記載されていた。 魔物、かぁ。 私の中にあった魔物は、すっかりおとなしくなってしまった。日記を見るとあんなに激しい感情が存在していた…

第三次世界大戦後、その甚大な被害によって世界は「国」という単位を失くしつつあった。 核の冬により潮流が変わった南の島にはゴミが流れ着くようになると、褐色の少年達は武器を手に島を支…