「唐傘」を含む小説

　唐傘お化けの半妖、折笠直仁は十八歳を迎えたその日、持ち主に福を呼ぶとされる妖怪ケサランパサランを拾う。 　その夜、折笠は不思議な夢を見る。半妖たちが集い『高天原参り』なるものに…

　唐傘お化けの傘次郎は、妖怪になってからまだ十年と経っておらず、人間世界の生活や習慣にとても興味があった。なかでも特に、彼女をつくってみたかった。 　ある日、カワイイ唐傘お化けを…

　以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪…

「顔を洗うと雨が降るとか言われてた頃が懐かしいねぇ。今じゃ何をしても天気なんてかわりゃしないじゃないか」 酸と重金属の雨の降り続く町を彷徨う、猫又と唐傘おばけ。裏通りを歩いている…

リンデの町で見慣れない格好をした女性に出逢うアルド。妹を探し旅をしているという彼女をアルドは手伝うことになるが...

「かさおばけぶんめいかいかおぼえがき」と読みます。 　妖怪を主人公に描いた落語調の短篇小説第二弾（別に続編ではない）。 　（※地の文少な目・会話多めの文体で、落語を聞いているよ…