「切なくてあたたかい」を含む小説

心臓の病を抱える転校生・陽人と、彼に恋をした花凛。すれ違いながらも惹かれ合う、切なくてあたたかい青春の物語。

「TikTok小説家とコラボ【1分で読める創作小説】に挑戦しよう！」への参加作品集。１０００字程度の短いお話です。

夏の夕方、公園を歩いていたゆうくんの前にあらわれた黒い形。 どこまでもついてくるそれに、ゆうくんは思わず逃げ出します。 けれど正体に気づいたとき、不思議な存在は“こわいもの”から…

選べたのに、選ばなかった私。 それでも、誰より彼を知っている――すみれはそう信じている。 ずっと隣にいたかったのに、届かない距離で紡いだ想い。 誰にも言えなかった秘密と後悔、で…

「責任取って、俺の恋人になってよ、叶人」 フルールと呼ばれる花の怪物が人々を襲うようになった世界。学校でいじめを受けている青年、宮園叶人（みやぞのかなと）はフルールを倒す戦闘員…

東京の片隅、小さな花屋「hanare」。 都会の喧騒から少しだけ離れたその場所で、過去に傷ついた女性・百合子と、不器用ながら真っ直ぐな青年・正徳が出会う。 すれ違い、離れて、また…

あらすじ ある日突然、幼なじみの少女・西園寺遥が「あと五日で記憶をすべて無くす」と瑞樹に告白をする。 それは、遥の「記憶が毎日少しずつ消えていく」カウントダウンのはじまりだった。…

あの日、薬指から外した指輪。 残ったのは、灼けた痕と、消えない想いだった。 春子と祐介。長く連れ添った夫婦が、互いに別の相手と心を通わせる日々。 誰かと過ごす静かな幸福の中で、…

あの春、君に伝えたかった想いがある。祖父の遺品から見つけた携帯用小型カセットテープ。再生ボタンを押した瞬間、高校生の奏は過去へと時間をさかのぼる。そこには、笑顔のまま別れてしまっ…

雨の日、ふと立ち寄った坂の上。 そこにあったのは、どこか懐かしくて、それでいて初めて出会うような喫茶店—— 夢と記憶の境界に佇む、不思議な「夢み坂珈琲店」。 時計塔が見えた時…

春風に誘われて歩いたのは、少し切なくもあたたかい記憶の道。思いがけない出会いと、心に残る音色――日常の中にひっそりと宿る、人生の宝物を見つけるショートストーリー。ぜひ、心を澄ませ…

すべての星が夜空から姿を消して一年。真っ暗な空の下で、神様の娘スピカは、自慢の「星のコレクション」を誰にも見せずに抱えていた。 しかし、花畑で出会った少年レモスは言う。「その星を…

あたし、生久谷天空（イクタニソプラ）は、音楽に打ち込む高校生。 作曲コンテストで念願の入賞が叶い、作曲家・シオミシンヤと仕事をすることになる。 シオミシンヤはまさかの女で、なんか…

【１話完結、短編シリーズ第４弾】 クリスマスに、優しい物語はいかがですか？ ・あらすじ クリスマスを目前に控えた「文学喫茶オムレット」 従業員の愛理は、今年も北海道の冬と格闘し…

女子高生で男性恐怖症の沙穂子は、今日も保健室へと向かう。養護教諭の文原先生のことがとても好きだけれど、多分それだけじゃない。 二人が織りなす物語はきっと貴方をじんわりあたためてく…