「ミステリーのつもり」を含む小説

　弟を失ってから瞳を閉じて世界を見ない青太郎は、彼此十年以上、数少ない理解者でルームメイト　朧月に支えられていた。 ところがある日突然、朧月は婚約を決め、ルームメイトを解消。かわ…

『私の誕生日プレゼント用の黒髪長髪男性を書いてほしい』によせて書きました。主催の草森ゆきさん、お誕生日おめでとうございます！BLでミステリーかもしれません。

事務室の扉にかけられたチェック表、最終退室者が戸締まりやエアコンのオフ、消灯をチェックすることになっているのだが、昨日のチェックが抜けていた。最終退室者はいったい誰だったのか？ …

とある女子トイレに行った女子生徒が姿を消した――。 神坂裕也の家は代々霊能者の家系だった。物心ついた時から修行を強いられてきたが、一年前に起きた事件以降は真剣に取り組むようにな…

多分これは平凡な話。 友情だとか、青春だとか、愛だとか、生きている限り向き合うであろう物語。 この話には事件だとか、ヒーローだとか、探偵だとかが出てくるけれど、それでも僕には、こ…

蜃気楼のようにつかみ所のない、限りなく透明に近い存在感の少女。 彼女のようになりたかった少年の、切なくて不思議な物語。 2003年に東京創元社の主催する「第1回 ミステリーズ！…