「フィクション 剣客」を含む小説

木枯らしが吹く江戸の夜、両国橋の袂で兄は弟に手をかけた。 生き別れの弟との再会に兄は何を恐れたのか。 悲しきさだめの兄弟の謎に、浪人、釼一郎が挑む。 町人文化が花開いた江戸、文…

町人文化が花開いた江戸、文化年間を舞台に、剣客がしのぎを削って対決する剣劇小説です。 東海道五十三次の難所の一つ、権太坂の茶店で、一杯の蕎麦代が払えず腹を切ろうとする明五郎を助け…

鳥羽伏見の戦いに端を発した戊辰戦争。東北の諸大名家が次々に新政府軍に恭順する中、徳川につくか新政府軍につくか、頭を悩ます大名家があった。蝦夷地唯一の大名・松前家である。 これは、…

　その美しくも凜々しき剣士、己の腕のみを友として、たゆみなき浮世を気ままにゆらゆらと、生まれついての根無し草。 　姓はオオシオ、名はミフユ。そのまさに韋駄天のごとき太刀筋の、目に…

　時は江戸後期。 　父の遺言で最強の剣士を志す女剣士の白井 亨（しらい こう）は、強い剣士を倒し続けることが最強の剣道と信じ、己が道を進んでいた。 　そんなある日、亨は脇に「…

月の明るい夜に、「剣客」ばかりを狙う辻斬り「妖（あやかし）」。 友を「妖」に殺された前川十郎太は、その仇を討つべく夜の城下を彷徨う。 ＜初出＞ エブリスタ『三行から参加できる…