「トンネルの出口」を含む小説

私が、死のうとして、生きて来たこの人生。もしも、誰かの心の灯が消えそうならば、もしも、その誰かが、このエッセイを読んで、その手を止めてくれたら、私はカクヨムに来て良かったと、そう…

かすみと、典子という二人の姉妹がいた。かすみには、マサハルという恋人がいたが、就職を機会に、お互いに距離ができてしまった。敢えて距離を保とうとしたかすみだったが、その時、マサハル…

新人アイドルのマネージャーをしている男。 ある夜、担当アイドルを地方会場へ送り届ける運転中、彼はふと過去に担当した女性アイドルのことを思い出す。

親がいない僕は、姉の力でなんとか大学へと通い、生きている。 だから僕は、そんな姉に恩返しがしたかった。金さえ有れば、全てが償えると思って.........。

トンネルの出口を振り返る。そこは暗闇だ。もう、随分と離れて遠くなった。 これは一種のサルベージである。 数年前の自分へ。いよいよ、暗闇を葬ろう。