「お月さま 夜」を含む小説

月の明かりを夜通し浴びたウサギだけが持っているという、その不思議なにおいを探して、二匹のウサギは朝を待つ。

今夜は「中秋の名月」。 ユイちゃんは、おばあちゃんといっしょにお月見の準備をしていました。 けれど、空には大きな雲。 まんまるのお月さまは、なかなか顔を出してくれません。 ――…

ぼーとしつつも書きたくて。。。短歌をいくつか詠ませて戴きました

真夏の夜… 波間に映る満月が、まるで海月のように揺れる夜。 空を飛びたいと願ったクラゲちゃんは、お月さまにそっとお願いをします。

夜のお空に、まんまるお月さまがうかんでいます。 だけども、まんまるお月さまはなんだかさびしそう。 そんなまんまるお月さまに、イガイガお星さまたちが話しかけました……。

　夜の散歩をする千景は、泥地の中に足が埋まった女に出逢う。彼女が抱えているのは、赤ん坊。泥の中に引きずり込まれた彼女を、しかし千景は助けられなかった。彼女が徐々に埋まっていくのを…

きょうのお月さまはとくべつ大きくて、見たこともないくらいぴかぴかしていた。手を伸ばしてみたら、いつのまにかぼくは月の上に立っていて、たくさんのうさぎが周りに集まってきて……。 …

地下室のピアノ。 ヴンダーカンマーの危機。 停車場に集う人々。 月の砂浜に漂う芳香。 荒野疾走系一人文芸サークル・月浜定点観測所。 二〇二三年の新刊『月浜定点観測所記録集　第…

「お父さん、赤いお月さま探しに行こう」 父と娘。 二人は夜のドライブに出かける。 絵本から抜け出した、約束の赤い月を探しに。

夜だけが続く世界にぼくは生まれた。 いつか太陽がお休みから目覚めるとき、世界に朝が訪れるらしい。 その時、ぼくはどこに居るのだろう。 出来るなら、あの眩しいお月さまと一緒に在りた…

ナツキは小学生になったばかりの女の子。 ある夜、お姉ちゃんが焼いてくれたホットケーキ。魔法が使えると自慢するお姉ちゃんに、ナツキは、”空のお月さまも焼ける”のかと、ちょっと変わっ…