「#お仕事小説」を含む小説

　僕（佐野弘幸、２６歳）が勤めているのは、死者の生前の関係者から依頼を受け、通夜や葬儀に参列し棺の前でその死を笑う者を派遣する、そういう仕事だけを請け負う会社だった。 　その仕事…

不老不死が叶って三百年以上も生きているアレクとジェルの兄弟。 明るく勇敢で心優しい兄。 世間知らずでちょっと高慢だけど、魔術と錬金術を使いこなす弟。 そんな二人が日本で錬金術の研…

　舞台は滋賀県、近江八幡市。 　平和で穏やかなその地にひっそりと佇む純喫茶『淡海』の店主・来栖汐里は、容姿端麗、鋭い観察眼、それでいて作家活動もしていることから『近江のアガサ・ク…

臨海病院で事務員をしている能崎は終業後にいわゆるワンオペ育児をしている。ひとり息子の夏嵐（からん）は手がかからないがひとりで過ごす困難があった。妻の曜子は仕事も家事も育児も完璧に…

半年前にヘルプデスクチームへ異動になった阿部鈴音は毎日大変なことだらけ。慣れない男性メインの職場、わからないIT用語......何より頭を抱えてしまうのは、大きなトラブルに限って…

子供の頃から本が好きで、小学校の卒業文集に「古本屋になりたい」「小説家になりたい」と夢を綴った少年。その夢は叶ったのか―― ツイッター（Ｘ）天野蒼空さん主催『🐧第17回空色杯🐧…

　生まれつき色の判別がつかない色盲を患っている大学生のダイキは、父親に紹介されたアパレル会社でアルバイトをすることになった。 　雇い主となったのはなんと同い年の女社長。天才的な色…

警察として働く主人公。過去のトラウマを機に、辞職しようとするが、一件の事件を皮切りに、大きく事態が動き出す。後輩の鎌谷を連れ、通報した蜂谷家に向かう主人公、この町に潜む誘拐事件の…

【応募用のためネタバレあり】 　胎児用医療技術・通称「バタフライ」の副作用により、制御できない怪力を持つ瀬尾悠太。頻繁に物を壊しては失職を繰り返していた。 　瀬尾はある日、定期健…

神祇庁観測室に務める一公務員、安瀬島・龍一。 彼は相棒と人工知能アイと共に、日本各地へと赴きながら、おかしな事件に自ら首を突っ込んでいく。 それが彼の仕事だから。

まことは弱小新聞社のかけだし記者二年目。仙台支局に勤務している。休みはあってないようなもので、パチンコで薄給の穴をうめようとかんがえていたら、一万五千円儲けた。これで、おいしいフ…

倉科理子は、横浜みなとみらいでフリマのパトロールを仕事にしている32歳のOL。 3月のはじめに、3歳年下の後輩くん・七星郁人から、「恋人のフリをしてほしい」と頼まれ、それから間も…

現代よりちょっとだけ先、移民受け入れ政策を実施した日本ではたくさんの日本人が失業。 移民による治安悪化、警察機関のオーバーフロー、武器の密輸・密造の横行。かつて、世界でもっとも平…

★ネタバレあり 大阪の長居で小料理屋「つきみ」を営む光希。 今日もご常連に囲まれ、穏やかに時間は過ぎる。 やがて迎える周年企画は飲み食べ放題。 ほぼ毎日来てくれるアキさん、同じ…

屋上から飛び降りた境一生は死んだはずなのに、なぜか黄泉の世界で採用面接される事になった。黄泉の世界に存在する会社、サンズリバー・カンパニー。採用担当をする面接官が人事部の閻魔だっ…

【さぁ、君もオーシャンに飛び込もう！】 　そんなキャッチコピーで人気を博している仮想空間・オーシャン。 　オーシャンはチャットやゲームから始まり、データ管理や公共手続きなど、あ…

驚異的な立体把握能力と空間認知能力を持つ研修医、眞杉星来。コミュ障で少女のような外見を持つ彼女が、手術ロボットのコンソールを握るとき奇跡が起こる。時として取り巻く人々の思惑に翻弄…

都会の片隅にひっそりと佇む、小さな花屋『花ことば』。 そこには、穏やかで優しい店主・藤倉朔夜 とクールで少し仏頂面な大学生アルバイト・桐島陽向 ががいる。 花に囲まれた穏やかな…

第32回電撃小説大賞応募のため、結末まであらすじを明記しています。 【あらすじ】 地方の片隅にある小さなスーパー「平野マーケット」は、物価上昇、経営難、人手不足の三重苦により、…