「無垢」を含む小説

※本作を大幅改稿し、完全版としてカクヨムコンテスト11に応募しました。 段違いに面白くなっています。ぜひ、こちらを読んで応援してください。よろしくお願いいたします！ https:…

　それは、彼女を愛したモノの叫び。 　それに意思があるとは誰もが思わず、また語られる彼女ですらも知らない。 　ただただ、風のごとく流れてゆくのみの物語……。 　それは、世界…

ある朝の駅、他愛のない無垢

男が出会った少年奴隷は、無垢な心の持ち主だった。 男は彼を「人間」と認め、奴隷ではなく人間としての未来を用意しようとする。 しかし砂漠を遭難してたどり着いた村では奇異な風習…

世界の命運を握る奇跡のキューブと、すべてを背負う一人の研究者。 彼が導いた選択が、希望か、それとも絶望か――。 村を襲った謎の災厄と、光となって消えた一人の少女。 奇跡の力を秘…

淀んだハートの大人になっちまったなぁ。

　どこまでも救いがなく、読後感最悪です。なにひとつすっきりしないバッドエンドです。 　「無垢なものの非業」という、誰一人全報われない物語なので、バッドエンド好きな方以外は推奨しま…

あらすじ 幼い頃から、義理の兄妹として共に育った浩樹と陽菜。彼らの絆は、二人で入る風呂の時間で育まれた。思春期を迎え、身体が変化するにつれて、無垢な関係は終わりを告げる。互いの感…

【あらすじ】 弁護士・神崎拓海のもとに舞い込んだのは、連続殺人事件の国選弁護だった。 被告人は一条蒼――三十四歳。無罪を訴えながらも、どこか底知れない静けさを纏う男。 証拠は薄い…

帰る場所も、待っている誰もいなかった。 そんな夜、俺はふと願った──「どこか違う場所へ行きたい」と。 目を開けると、そこは白一色の、奇妙な世界だった。 そして、ひとりの少女と出…

闇村で絶望に追われる少女──現代×伝奇の歴史ホラー 　 　淡路島の夜、三年生の剣奈は「赤い服の女幽霊」が徘徊する鍾乳洞で、安土桃山時代の虐殺、生贄、拉致陵辱――血塗られた伝承の闇…

とある極東の島国。 その大地には、多くの生物や動物と共に繁栄する三つの種族が存在していた。 人の怨念、執念、時に全く偶発的に生まれ、世の裏に静かに蔓延る異形の存在「妖魔」 妖…

簡単なあらすじ あやかしや神霊とよばれるこの世ならざるものが見える青年・吾妻は幼い龍の少女・龍華と契約し、妖怪退治のようなことをやっている。 登場人物 吾妻 一応退魔師やってる…

百年の祈りの末に生まれた、無垢なる付喪神の私。 宿命の縁は、心を凍てつかせた魔払い師との偽りの婚礼。 魂が響き合うとき、凍てついた旋律は、愛の調べに変わるのでしょうか。 あらす…

赤い折り紙で折った紙飛行機――それは、昭和の戦時下へ通じる“鍵”だった。無垢な五歳児の一人称で始まる語りは、玄関一歩の外で突如として時空をねじ曲げ、**「折り紙」と「赤紙」**と…

お留守番は、静かで小さな戦いだ。宿題、ケーキの誘惑、時計とのにらめっこ、そしてママへの忠誠心。けなげで、ずるくて、まっすぐで、ちゃっかりしていて、だけど本当に「えらい」あたし。そ…

「ねぇ、愛に『正解』なんてあると思う？　完璧な夫婦、正しい日常……そしてその先に待ち受けているちょっとした不安。そんなもの、あたしが壊してあげる。だって本物ってさ、一度めちゃくち…