「純文学ファンタジー」を含む小説

盆の夕べ、漁師の太郎は村の子供に捕らわれた亀を逃がしてやる。その晩、夢枕に美しい童が現れ、太郎をいざなうが……？ 純愛全年齢BL。

ある男が語る、とある村で知ったという物語。 それは、その村で過去に起こったという物語。 不幸で貧相な村に突如として訪れる幸福。　自らを神と名乗る不思議な男の存在。 そして、その…

透明な違和感を描く静かな物語 最近、世界の音が少しずつ消えている気がする。 チャイムも、誰かの笑い声も、くぐもって遠く響く。 「うまくやる」ことに慣れた高校生・透は、 ある日、…

「未来から、世界はやってくる」――これは、18歳で橋から身を投げ、死んだはずの少年NYの物語。彼は生前、名門中学に進むも馴染めず中退し、自室に籠り続けた。物理法則を書き換えるよう…

役に立ちそうで立たない、いや立たなそうで立ってるのかもしれない「非戦力系刑事シリーズ」in RPG。 ※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。 　…

神様は名前を憶えられているほど強いと聞いて

春になると現れる「記憶を持った幽霊」の少女。彼女は毎年、桜の木の下に現れ、夏の初めには消えてしまう。主人公は、子どもの頃に出会ったその少女を大人になっても忘れられず、春になるたび…

多種多様な種族が共生する世界。 それぞれが抱える“寿命”や“死”の形は、まるで違う。 人間、獣人、悪魔族、精霊族、昆虫型知性体── 種族が異なれば“別れ”の概念すら変わり、 愛…

騎士が書き残したかったこと、そして彼が休息をとる理由とは？

朝と夜の境に浮かぶ静かな海。その浅瀬では、美しい赤い髪をした人魚の双子が、一人の若い漁師に静かに想いを寄せている。彼のささやかな歌声にこたえるように、双子は海の奥から優しい調べを…

主人公の滝太はある日突然、自分にしか見えない少女に出会う。 「あなた、私のこと見えるんだ。」 ケタケタと笑って話す少女に不思議な感覚を覚えた滝太は、少女の正体を明かそうとする…

桃太郎。誰もが知る童話。鬼が蔓延する島に行き、根絶やしにするという大義名分を掲げ、悪を悪だと信じきる彼らの結末は...。このラスト、あなたは絶対に予想できない。＊一話一話が短いの…

風邪を引いたときの夢が内容です。 私はまったく怖いと思わないのでジャンルを現代ファンタジーにしていますが、人によってはホラーかもしれません。

ただ徒然なるままに。 私の中の感じたままを残しています。 短編集です。

伝説の4人組バンドが異世界に転生し、その世界を音楽で救うまでの物語。

やあ、諸君。 私だ。 諸君は、バダナガラという街を御存知だろうか。 エウリディオスというなかなかにお利口な男が作り上げた理想郷。 それが、どうして滅びたのか――なかなかにそそる…

信貴山城の戦いで討ち死にした俺は、死んだはずだった。だが、久秀の平蜘蛛釜に宿る土蜘蛛の怨念が、俺をこの世へ引き戻した――雪に閉ざされた、見知らぬ信貴山で。 彷徨う中、かつての仲…

あの海に還らなきゃ。 或る海辺の街を訪れた女性。夜な夜なひとりでタクシーに乗った彼女の目的とは……。 『懐郷』をテーマにしたためた掌編、さくっとお読み頂けます。

主人公ヤスと、透明人間とのお話です。ヤスが、自分の運命とも、向き合う物語でもあります。