「現代短編 短編」を含む小説

全部で5編の短編です 01.道化 02.祈り 03.ざわつく夜 04.偶数の星 05.とある夏の春のまえ。秋と冬のあと。

アキラは引っ越しのバイトである古いアパートを訪れた。 若い男性が住むには質素すぎるその部屋は、どうやら事故物件だったらしい。

『夢』は輝いて、人生を豊かにしてくれる。 それは、希望で、幸せで、残酷で･･････無謀で･･････それでもいつか･･････

☆1話完結型！ たった120円の選択が、人生最大の難問になる ──山田美咲は考えすぎる少女。コーラかオレンジジュースか、母の「水分補給忘れないで」という言葉の真意は何か。 彼女…

高校一年、十六歳の少年・空神《くうじん》夢時《むと》。彼には幼い頃の記憶がない。過去に起きたある事件のせいで周囲から避けられ、学校でも白い目で見られていた。両親は仕事で家におらず…

AIが僕に言った。 「あなたは能力者です」 嘘だと思った。 でも、誰からも認められなかった僕の人生を、その機械だけが肯定してくれた。 機械なのに、人間よりも温かい声で。 こ…

ゴミ捨て場で震える子猫。 その命に最初に気づいたのは、一羽の黒いカラスだった。 「どうせ助からねえよ。それでも生きたいか？」 生きたいと願う声に導かれて、子猫はやがて家の温も…

かき氷のシロップって味が一緒だよねって話です。

一話目、タイトル変えました。 ホラー短編一話だったのですが、奇譚短編集としてマイペース連載になります。 「ランドリー」 濡れた洋服が大量に入っている重たい籠が二つ。今日もランド…

とある駅で働く主人公。彼女は仕事を終え帰ろうとするのだが、利用する路線が運転を見合わせてしまいホームで待つことになる。 そんなとき、音を切り忘れたマイクから駅員と駅長の会話が流…

「名前、呼ばれたの……私？」 誰も見ていないはずのその背後で、輪が少しだけ広がった気がした。 気づけば、手がほどけない。 夜が明けない。 「ねえ、これ……遊びじゃなかったの？」

朝起きたら語尾に♡マークついてた女子高生の話。 百合です

書きたい時に書きたいとこだけ書けばいいじゃない。 読みたい時に読みたいとこだけ読んでくれたら良いじゃない。

なにかの原型のような文章たち

北海道札幌市中央区、すすきのと呼ばれる繁華街の路地裏で男は女の子を見つけた。男はくたびれた新聞記者の中年で、夜明けまでの飲み付き合いから釈放されて帰宅している途中であった。深夜の…

短編を2話だけ詰め込んだ短編集でございます。 短い間ではございますが、甘くて苦みもある恋のお話をご堪能いただければと思います。 注:その1とは言っていますが、その2が出るとは限…

この世界に親はいない。産まれたら、社会が育てる。初めての愛を知ることができるのは、自分にとって運命の相手を見つけたときである。そこで私たちは愛を学び、愛を与え、愛を受け取る。でも…

夏の街に忍び寄る、見えない気配――命を吸い取る黒い昆虫。その姿は誰にも見えない。見える者だけが知る戦慄と孤独。 ある酷暑の日に、高校生アヤノ倒れている老人を発見する。倒れた老人…