「SF短編のみ」を含む小説

白い少女は、自分が「実験体」として生み出された存在であることを知っている。 何百もの「自分」が失敗作として消えていったことも。 けれど、自分が何のために作られたのか、その理由だけ…

すこしコメディっぽくSFホラーテイストで書きました。 note、NOVEL DAYZにも掲載中

オタクの断捨離。エロ小説を書いていたアカウントを整理しようとした俺。やばい、ログインできない！？？オタ活を振り返る青春物語。恋愛無し。黒歴史肯定物語。最後まで読んで、創作する人に…

　毎晩見る奇妙な夢。宇宙の果てで瞬き、そして消えていく無数の星々。 「あの夢を見たのは、これで9回目だった」 　佐々木は気づいていた。これが単なる夢ではないことを。 　そして…

【KAC2025】参加作品。「天下無双」「ダンス」「布団」のお題を正面からSFに落とし込んでみました。

——電車の中で居眠りをしてしまった僕は、気が付くと図書館の中にいた。 ——原稿用紙十枚ほどの文章量しかないこの本こそが、ずっと探し求めていた本だった。そうだ、この物語だ。

私はは普通の社会人なのだが・・・

ある日突然現れた土の山。 それはみるみるうちに土地を埋め尽くした。 土の山の正体とは‥‥。

　地球人が惑星サイベルに入植し一〇〇年が経過した。資源採掘の為に遺伝子操作されたパイオニクスと呼ばれる人工生命が生み出され長年労働に従事させられていたが、労働の機械化が進みパイオ…

KAC20254 「あの夢を見たのは、これで9回目だった。」 以下ネタバレ含む 九条めぐるは、四年間片想いしていた藤村咲に告白し、ついに恋人同士となった。しかし、目覚める…

【あらすじ】 少子化対策を掲げる「こども未来発展省」は、国民のための機関ではなかった。 莫大な予算は広告会社とAI開発会社に流れ、国民には何も還元されない。 若者の手取りは減り…

科学が進歩していき生活スタイルがどんどん変わっていく。 ある日を境に人々は自分だけの時間で生きていくことになる。自分と他者の時間が違うなかでの生活は人々を孤立させていった。 そん…

2035年、日本政府は決断を迫られていた。 「首都機能分散法」の閣議決定。 「サイバー戦・認知戦に対抗するための新組織の創設。」 だが、軍事組織を政府直轄で運用することは法的に困…

二人称視点の小説です。 ●あらすじ 吉永登（よしながのぼる）は、ある日、『君になる夢』という小説を読んでいた。 この作品は、永野よるという頭のおかしいシナリオライターが書いた…

戦争に恐慌…絶望の淵に立たされた僕の前に現れたのは一つの治験の広告だった。

世界が崩壊する音を聞いた。燃え盛る街、響き渡る悲鳴、空を覆う血の匂い――ゾンビウイルスの蔓延により、人類は滅亡の危機に瀕していた。 研究者のユウナは、かつての仲間たちがいた研究所…

　あの夢を見たのは、これで9回目だった。 　怒れるオオトリの降臨。 　焼き尽くされる大地。 　夢が繰り返される度に、焼かれる大陸が増えていった。 　つまり今回で、9つ目。 　圧倒…

創元SF短編賞、一次選考通過作品ですが、SF色は薄くて、奔放な母と娘の物語です。そういうの苦手な方はスルーしてください。