「短編ファンタジー」を含む小説

ある夜の事。 夜会会場で友人と談笑していると、王太子が私に婚約破棄を突きつけて来たの。 でも残念。あなたとの婚約は遠の昔に破棄させてもらっているわ。 え！？ 私があなたの恋人を虐…

この街には灰が降る。灰は病を運ぶ。 灰咳病という病気がある。その名の通り、咳を伴う。 この孤児院では咳をした子から引き取られていった。この日引き取られたあの子も咳をしていた。 …

何の面白みもない、単色の人生を何十年、何百年と過ごしてきた。 でも、お兄さんと出会ってからはすっごくカラフルになったんだ。 ＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊ ・処女作…

宝石職人のわたしは、ある日友人のカンナに「宝石にしてほしい」と頼まれる。 宝石になる、それはこの街からの旅立ちを意味する言葉だった……。 ここではないどこかの、別れと向き合うふ…

一日一本、千～三千字程度のSS。 ぼくと幼馴染の彼女の何気ない日常の話。 一話完結なので時系列バラバラです。 気になったタイトルからどうぞ。 （〇は作者推薦） 自己研鑽のた…

　カイはマキナと一緒にゴミ収集の仕事をしている。燃えるゴミ、燃えないゴミ、魔石も使い終わったらゴミだ。収集する。 　でも、そう簡単に仕事は進まない。何度もゴミの出し方を間違えるお…

神様からギフトという特別な力を授かったレイモンドは、ずっと女王に雇われていた。 ある時は影武者として、またある時は諜報員として。 命じられるがまま過ごしていた彼だったが、雇い主で…

小学五年生のぼくは、夏休み市立図書館に行った。そこで．．．

昔々ある所に、世界最恐と呼ばれた魔王様がいました。 ただ彼は傲慢すぎる故、同族にも見捨てられて、ずっと孤独に暮らしていました。 ある時、今までで一番地味〜な勇者がやって来て、あ…

エーデルの森で拾った赤ん坊は立派に美しく育って一安心したのに、様子がおかしい。 「幸せ」になってほしいからと突き放しても付いてくるナイトから逃げた先は戦場。 その中で自分の気持ち…

想像力のおもむくままに、 ファンタジックな短編小説を書いてみました。 楽しんでいただけたら幸いです。

天使が、来た。 何も知らない天使が。 人間のように生きようと、もがき苦しむ天使だ。 言葉なんて理解できないのに、君はそれでも僕を見つめるのをやめない。 人間の汚さに、君は絶望した…

難儀な性質を持つ勇者に、最高の舞台を用意してあげたい少女の話

隙間時間でも読める、書ける、そんな小説ほしい。 育児の中で芽生えた思いからXで見つけた140字小説を開始。 どこか不思議な世界、小さな物語。そんな話を書いています。 Twitt…

三年付き合った彼氏から突然プロポーズを受けた主人公は、価値観の違いに不安を覚え返事もせずにアパートを飛び出してしまう。 　アパートに帰れず二時間近くさまよった主人公の目の前に、一…

自然に囲まれた町デルセ お金に目がない魔女、リーウィアは 貴族の少年に妹を探してくれと頼まれて...

人の仔はかつて、竜を愛した。 竜もまた、人の仔を愛した。 そして二人は想い、愛し合い── 運命の果てに、穿たれた。 ────────────────── ※此方の作…

タイトル通り魔神の昔話です。 五千文字程度の短編ですのでこれ以上の言及は避けます。 小説家になろうにもアップしています。

俺は帰り道。いつものようにイヤフォンで最新曲を聴いていた。すると突然眩暈をおこし意識が暗転してしまう。 そのころ政府宛に脅迫まがいの犯行声明が届く。要求を呑めば解除曲を渡すという…

南の国から来たという青年ヴィルに恋をしてしまった人魚リリアの甘く切ないラブストーリー。 赤い蝋燭と人魚、人魚姫、全てをオマージュして作られた新しい物語。