「掌編とか」を含む小説

陳腐な理由で親友と疎遠になった。いまでも私のポケットにはイヤホンが片方だけ眠り続けている。 / 私は親友にひどい仕打ちをしたのかもしれない。残されたイヤホンに向かってそう問うてみ…

僕はチョコが欲しい。 ハート型の、本命のやつ。

君をいつも感じていた。 君を失っても君の熱を感じている。 君は初めてこの時をもって完成されたんだね。

王国の夜を蝕む謎の存在「影喰らい」。その毒牙にかかった者は魂に「穢れの刻印」を刻まれ、魔力を失い、社会から忌み嫌われる存在となる。王国も騎士団、そして聖なる神殿もその存在を黙殺す…

20年前のアニメが好きな空井文香は、クラスのオタク会話に混じれずにいた。そんなある日、クラスの人気者の橋本沙良と不意に会話を交わすことに。 ※本作品に登場するアニメ作品はすべて…

人間関係が苦手である。 殊更、諍いが嫌いだ。歪み合う相手と一緒にいると、それだけでメンタルが削られる。他の人はどうしてあの空気感に耐えられるのだろう。ハートが強すぎる。

支配と被支配。 皆さんは人を試すようなことをしないようにしましょう！ 第2回山羊座賞に応募したくて書きました！第1回は参加が叶わず、このたび初参加です。 お題：「テスト」

自作した掌編小説の寄せ集めです。

　精神疾患による不起訴や無罪が多発する近未来。 　これでは「やった者勝ち」ではないかとの非難が殺到する。 　そうして、精神鑑定だけではなく、新しい基準として通称「人間テスト」を導…

現代、どの企業も生き残りに必死だ。中小レベルともなると、それも熾烈となり、話題になるか、記事にして貰えるかが一大事となってくる。

再開発が進む街の片隅で、取り壊される劇場に足を踏み入れたひとりの男。 壁に残された紙片が、かつての恋人の名を呼び起こす。 都会の光と記憶の影が交差するとき、胸に浮かぶのは──。

夜寝る前にオリジナルのアニメを脳内で再生していたのだがこの度、遂にグランドフィナーレを迎えた。 約二十五年の長期作品である。今までよくぞ続いてくれたもので、最終回はやはり感慨深…

部屋に引きこもりがちな一人の少女。 心を閉ざした彼女と、謎めいた導きのお話。

雨の日の外出を控えるように言われても、人々はそうはしなかった。 だが雨は、孤独な人々を溶かしていく。 そんな世界で男が思うのは……。 幻想怪奇短編または掌編。

妻の妊娠を喜んでいたのも束の間「百年後に世界が滅ぶ」という情報が発表され、僕は火星移住積立の開始を迫られていた……。 monogatary.com短編コンテスト お題：【『どう…

閲覧注意：度を越えてキモい掌編ふたつです

母を亡くした男が温泉を訪れる。

この掌編小説は「140字小説コンテスト　季節の星々　課題の文字『浜』」の応募作品として執筆致しました。 私の力及ばず入選には至りませんでしたが、供養としてこちらで公開致しました…