「掌編とか」を含む小説

ねえ、あなた。 あのときの月、今も覚えていますか。 私は、忘れられそうにありません。 かさりと、私の手の中で紡がれた世界が揺れた。

「とある」世界に生きている、色々な人にフォーカスし日々の生活を覗き見てみましょう。 一話完結型の掌編小説タイプの作品です。好きな生き方を探してみてください。

1000文字前後の掌編のまとめです。1話あたり1〜2分で読み終わるかと思われます。誰かの心に余韻を残せる、1分が目標です。

「家のことなんだけど……」 「書斎なら作らないからね」　 　俺の言葉に妻はピシャリ。取り付く島もない。 「まだ何も言ってないですが……」 「じゃあ、なに言おうとしてたの？…

暦の上では秋――それでも、どこか夏の気配が残っている。 久しぶりに明里を車に乗せて出かけた日。 それは“今日”の出来事であり、きっと“毎年”の出来事でもあった。 季節の境界に…

20年前、少し背伸びをした少年だった男の回想 覚えたばかりの言葉を語る少年に少女は曖昧な顔をした

たねありけさんの「【急募】月の清掃隊」の企画に参加させていただきます。 緩めなボーイズラブものです。 アイディアを形にしたら気づいたらボーイズラブになっておりました。

Xで投稿を見かけて、とても面白そうだったので たねありけ さんの自主企画「【急募】月の清掃隊」用にかかせていただきました。 https://kakuyomu.jp/user_e…

消えてしまいたい――誰もがそう思うときがある。 地味で、目立たない彼女が本当に望むものとは⁉︎ あなたなら、愛のために何を捨てられますか？ ちょっぴり不思議で、切ない純愛ストー…

魔王と勇者の戦いが終息、平和となった異世界。とある王国の博物館には、勇者の武器が展示されていた。

手に人って書いてみなよ。

先輩が世界終末論を証明したので。 「まず手始めに、学校を爆破させましょうか」 「――……」 　ふたりで世界を壊す話。

1分で読める創作小説2025

僕の絵が、上手にできた。壊さないよう、丁寧に。

深夜のタクシー。 疲れた運転手が最後の客を乗せた。 晴れた夜、月は澄んでいるのに――なぜかその客は、びしょ濡れだった。 他愛ない会話のはずが、少しずつ空気が変わっていく。 笑い…

二日程意識を飛ばしていたのは風邪を拗らせぶっ倒れていたからである。 一人暮らし、ちょっとした体調不良が命取り。今回は辛うじて生きながらえたが、まぁ酷い有様。布団の中は汗と大小便…

秋祭りの喧騒の中、手を繋いで歩いたあの夜。 「大丈夫」と笑うたび、胸の奥が軋む。 恋と呼ぶには近すぎて、拒むには優しくて、寂しい──。 「貴方が望むなら、これを私の幸せにしよ…

カクヨム初投稿です。 この作品は、自主企画【急募】月の清掃隊に応募するために作成した書き下ろし小説です。 【募集要項】 ・掌編を応募ください。5,000字以下の作品とします。 ・…

あたしが展望台で出会ったのは冴えないおじさんだった。 -------- このお話は、自主企画『【急募】月の清掃隊』の導入SS『月が綺麗ですね』の過去のお話です。恋愛とSFな世界…

太陽の異常により人類が旅立ってから幾億年。 寂しさに耐えかねた星々は、進化し、自我を手に入れた！