「日常(ほのぼの？)」を含む小説

小さな女の子の日記

おや、偶然に通り掛かった、そこのあなた。 そうです、あなたです。 あなたも、あのバーをお探しでしたか？ 私はよく通っていましてね。 時々、こうやってバーを探している方を見つけると…

札幌駅前の廃ビルで途方に暮れる無職OL・片桐千歳。就活は全敗、希望はゼロ。そんな彼女の前に現れたのは、銀髪に羽根をまとった女神・リィナだった。異世界から落ちてきた女神は、この世界…

皆さん、庭付き一戸建てを買うときは、用法用量をじっくりご確認頂き、間違いなきよう、ご注意ください。 なお、雑草はオプション扱いとなっております。 予めご了承ください。 …なんて…

　佐々木淳、43歳。 　郷田会計事務所の敏腕会計士にして、完璧イケオジの見本と呼ぶべき男。 　定時ぴったりに退社し、誰も知らないアフターファイブへと消える彼は、錦糸町のマクドナル…

　この世界にはでっかい虫がいる。幼虫のころから小型犬くらいのサイズで、蛹になって、巨大な原型か、人間の幼体に近い姿に変態する。それから種によって様々な大きさに成長していくのだ。知…

──恋してない。でも、恋の話はやめられない。 高校3年生の春乃音羽は、ある日ふらりと立ち寄ったカラオケボックスで、不思議な女子グループに出会う。 恋をしていないのに、恋の話だけ…

未来予報士・青島レンが暮らすのは「宇宙の法則」がすべて解明された世界。 未来に起こる現象は、高い精度で予測可能となり、精度に応じたA、B、Cレベルの予報が日々配信されている。 人…

ある夏の午後。家庭科室の地獄のような暑さを逃れ、自販機前にたどり着いた私は、どこかで見たような男子生徒から一通の封筒を手渡される。中には、猫たちの集会、そしてそこに交じっていた“…

『亡き二人のためのパヴァーヌ』に登場する榊にまつわるショートストーリー 同僚、友人、血の繋がらないあの人 榊の生活を彩る 食卓を巡るお話

幼女ルルをひとりを残して、その世界の人類は消滅してしまった。 ルルに「ママ」と呼ばれてしまった神ラズリオ（男の神さま）は、ママとして機械人形のナインと三人で、今日もまったりと花畑…

ちぃちゃんは、まだ小さな女の子。 でも毎日が発見でいっぱいで、まるで小さな冒険みたい。 そんなちぃちゃんの、心がほっとする日常を集めました。 ※これまで個別に公開していた短編…

「この学校、ちょっとヘンだと思わない？」 新学期、クラスで隣になった東雲（しののめ）は、僕にそう言った。 「深海生物観察部」なる謎の部活動を皮切りに、校内で巻き起こる不可解な出来…

地味で内気で消極的な高校一年生、春山勝喜（はるやま　かつき）は、黒く長い髪をなびかせたアイドル顔負けの美少女、秋芳香奈衣（あきよし　かなえ）先輩に声をかけられる。彼女は茶道部の部…