「煙突」を含む小説

稲城には、東京ディズニーランド数十個分にも及ぶ広大な自然が残されていた。 数十年も手つかずの雑木林があり、場所によっては携帯電話の電波も届かない。 そこは、かつて日本陸軍の火薬工…

　作家、安堂理真（あんどうりま）は、同郷の新人作家、有井麻矢子（ありいまやこ）の出版記念パーティーに出席する。麻矢子は現在、正体不明のストーカーにつきまとわれており、素人探偵とし…

第一章　「隣の餓鬼はよく客喰う餓鬼だ」 　とある男子大学生の伊南久羽は同級生に誘われ、探偵サークル「ＫＡＴＩＤ」に入ることとなる。 　しかし翌日、KATIDのメンバーの一人が行方…

「左舷に艦橋があって傾斜した大きな煙突があるのが赤城で、煙突が小さくて艦橋が右舷についているのが加賀だ、全然違うだろ？」 「うーん、そうなの？」 高校生の山本多聞（やまもとた…

秘境を走るローカル線。秋田内陸線から川に浮かぶ火葬船が見えてきた。今日も煙突から煙が立ち昇る。その日の煙は白いのか、黒いのか・・・熊より恐ろしい人間のクズどもから、村を守って闘う…