「しかし、それが遠い」を含む小説

それは戦争によって結ばれなかった二人が、時を越えて出会う物語。 『かなり以前に、コンテストに応募し、最終選考まで残り、書籍にして頂いた作品です。今は出版社が無くなり、全ての権利…

　ある日、クーデターが起きた。革命勢力は一日で新政権を樹立。世界は一変した。 　俺はそれを、テレビでぼんやりと眺めていた。革命？　クーデター？　そんなもの、どこ吹く風だった。少な…

私が見つけたのは、色彩豊かな花があしらわれた美しい店構えの喫茶店だった。そこで出迎えてくれた女店員に、私はふと昔見た夢を思い出す。それは遠い昔に見た記憶。前世の欠片のような、来世…

毎晩息子は私にお話をせがむ。それは遠い日の私のようだ。 息子の一言がきっかけで、私は心の奥底にしまい込まれていた物語を思い出す。 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyom…

それは、遠い遠い、簡単には行く事の出来ない世界のお話。 『神の箱庭』と揶揄されるその世界では、白銀の国と呼ばれる国と黒鉄の国と呼ばれる国が、それぞれが祀る神の名の下に、熾烈な争…

人類は、地球を捨てて別の星に移り住むことにした。 それは遠い昔の話だ。 『招待状』を待つ、十代の２人。

２００３年に地球と大接近した火星ですが、次にあそこまで近づくのは２３世紀の話だそうで。これは、それぐらい遠い未来の話なのかもしれません…… 一人称、一話完結物でございます。

皇国の旗印となった若き皇女は、漆黒の軍馬にまたがり戦場を駆ける。暁の女神エドゥーナの名で兵士らは彼女を呼んだ。少女の胸の内など知るべくもなく。 皇女は追憶する。はるか昔の穏やかだ…