概要
兄を失った若き皇女は、胸の内を押し隠し、軍を率いて戦場に立つ――。
皇国の旗印となった若き皇女は、漆黒の軍馬にまたがり戦場を駆ける。暁の女神エドゥーナの名で兵士らは彼女を呼んだ。少女の胸の内など知るべくもなく。
皇女は追憶する。はるか昔の穏やかだった日々を。笑いあったひとりの少年を。頬に貰った約束のキスを。
――それは遠い遠い、幸せだった日の記憶。
お題「火」に沿って書いた、企画参加作品の再録です。
皇女は追憶する。はるか昔の穏やかだった日々を。笑いあったひとりの少年を。頬に貰った約束のキスを。
――それは遠い遠い、幸せだった日の記憶。
お題「火」に沿って書いた、企画参加作品の再録です。
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