「「どうして？」 「いないや」」を含む小説

瞼を開けると理久（Ω）は病室にいて、近くには見知らぬ男（α）が俺の手を握っていた。 『君はー…だれ？　どうして、アルファがここに？』 　 目覚めたばかりで困惑している俺に向かっ…

紙袋に隠された「何か」を抱えながら。 ビニール傘を携えた彼女は、公園の紫陽花に目を奪われていた。

【双狂気＋真性鬼畜攻＋病的＋監禁強制愛＋純粋憎悪カップル＋ハッピーエンド】 「俺たちの絆は、憎しみで繋がってる方が永続く。愛だなんて口が裂けても言うな…さもないと、本当に殺すか…

枯葉が舞い、ひんやりとした空の下。男の子は、お父さんと一緒に夜空を眺めていました。 「どうしてお星さまはきらきらしてるの？」素朴な問いかけに、お父さんは「星をまく妖精さんがいるん…

屍人（ゾンビ）短歌を書いてみました。 以下は、バックストーリー（蛇足）です。 【本文より長いストーリー】 　幼い妹がゾンビウイルスに感染し、発症した。 　三つ上の兄は、不安…

｢エリーゼよ、光栄に思うが良い。赤髭公爵の次の奥方として、お前が指名された。出発は明日の早朝だ！　わはははっ」 「嘘でしょ、お父様！　何を仰るのですか！？」 愉快に笑う父ビリー…

転生したらスケルトンになっていた。 なんだこれ？　骨？　っていうか……生者？ あ、こんにちは！　えっ、ちょっと待って？　なんで逃げるの？　ボク、話しかけただけなのに！？ ……なん…

どうにも弟は愚かな子に育ってしまったようだった。 庶民の間で流行っているという大衆小説にあるような真実の愛に目覚めて、あろうことか婚約破棄をしてしまったのである。 「あの子、下…

攻めて責めてせめまくる！肉食系ラブコメ！ 高校2年の神月翔馬(かみづきしょうま)は夏が近づく季節を前に、1人自宅で考えていた。 (……どうしてこうなった？) (俺はひとり暮らし…

真紅の炎に包まれながら、幽霊の彼女は静かに呟いた。 「真為くん、私、どうして死ななきゃいけなかったのかな」 牡丹真為（ぼたんしんな）の通う高校では次々と生徒が自ら命を絶つ不可…

1日の睡眠時間は１４時間。 本当は２０時間は眠りたい探偵・東伯カイリはいつもパジャマ姿の一風変わった男。 探偵であり警察の捜査協力者であるカイリが自身の夢の中で、もう一人の自分と…

「ずっと好きでした！お付き合いして下さい！」 酒場の喧騒の中、その声はいやにはっきりと響きわたった。 「え…………」 言われた“彼女”は、驚きに固まってしまって咄嗟に反応が…

　飯塚茂雄(いいづかしげお)86歳はは飯塚和子(いいづかかずこ)85歳と結婚して六十年の月日が流れた。今日は待ちに待った年金の支給日だったので、贅沢にうなぎを買って帰った所、和子…

　高校で新しく出来た友だち、夜見さん。私はなんとなく、彼女のことを目で追ってしまう。 　その理由ははっきりしている。去年の夏、私が振った、私の初恋相手に彼女が似ているからだ。 　…

ど田舎の修道院で薬師を務めていたララ。 彼女のもとに、立派な身なりの青年アルが行き倒れとして運び込まれる。 それはかつて結婚を約束していた男性だったが、なぜかアルは自分の婚約者は…

『情けは人のためならず』 僕の名前は八木明人。 32歳。 親しい友人はいない。 女性恐怖症で交際相手もいない。 当然、独身。 そんな僕には誰にも言えない秘密があった。 ある時、…

詩から感じた思いを書き表した恋愛小説が読みたい！ 主催者：Tomato_Ichigo　　（さん）　　自主企画のコーナー？って言うのかしらタグって言うの？ そこで、ぼんやり見てたの…

　古い歴史を持ち美しく豊かな大国、セレリィブルグ王国。ミリアリア・レノヴァティオは公爵令嬢でありながらも身分を隠し、街中で1人暮らしていた。 　ある日、ミリアリアは怪我を負って倒…

　コレジャナイ王国(正式名省略)―――― 　代々の王様は一度や二度は無謀な行いに出て、いつも当初の思惑と違う形の結果をもたらす。しかも大体王様のやりたかった事よりいい結果になっ…

【第一部完】 　勇者に裏切られ、魔界に置き去りにされた俺は、生き残るために魔族に変装することにした。 　しかしその姿がよりにもよって魔王軍幹部のカイゼルに似ていたらしく、カイゼ…