「絵描き」を含む小説

　誰でもほんの少しだけなら魔法を使える世界。 　しかし「王国」と呼ばれるトリック・テイク・キングダムの首都、裕福な商家に生まれた少年アレフには、生まれつき、全く、少しも、魔法の力…

夏休み直前、意中の相手に告白した男子生徒・彼方。 片想いの相手である未織は、告白を受け入れるも、「恋人でいるための条件」を示してくる。 それは、未織の肖像を描くこと。恋人関係でい…

　天才トランペッターと全色盲を患う絵描きの音楽と色の恋物語。オーケストラに所属する主人公とその友人達との青春や、恋愛、悩みなど、ヒューマンドラマチックな小説になりました。

とある王国の決して歴史書にしるされることのない、 それでいて、王国の存亡に関わる、 小さすぎる話。

＜序文＞ 　海の見える小高い丘の町。 　その町の割と高い所に、私の店兼自宅があった。 　暗く狭い路地を進み、ふっと通り過ぎてしまいそうな小さな雑貨屋。趣味で集めたものや自分で描い…

　赤梨紫青《あかなししあお》は悩んでいた。自分にはこれしかないと思ってこれまでやってきた絵描きの道をこのまま進んでもいいものかと。 　思い悩んだ彼は家族や顧問の手助けを受け、ルー…

弥生は片田舎に住むやんちゃな女の子であった。 しかし、年が子どもではなくなっていくとやんちゃという言葉が似合わなくなってくる。その癖やんちゃでいようとするのだ。 そこである時弥生…