「ファンタジー？ ホラー？」を含む小説

プラカノン運河での悪夢から一か月。元ナチス科学者クラウス・シュミットが遺した黄色い悪魔召喚扇風機の呪いは、バンコクの路地裏から タイ全土へと広がっていた。 佐藤ケイがアピサーと…

君は奇人で変人。 君はそれに飽き足らず友達で、たまに誰よりも男前で勇ましくて頼りになる勇敢な子で。 誰よりも優しい、ゆうじん。 皆の、ゆうじんだ。 ───────…

少女フラムは、神の予言により、魔王討伐の旅の一員として選ばれることとなった。 全員が一流の力を持つ勇者一行。しかし、なぜかフラムだけは戦う力を持たず、ステータスも全て0。 肩身の…

「文披31題」に参加して書いた話たち。（2025年） 異世界、現代ファンタジー、ホラー、SF、恋愛、日常とジャンル雑多。文字数はその時々で変更。 綺想編纂館　朧（@Fiction…

直美は副委員長の藤木さんが苦手だった。 子どもの小学校の役員というストレスもあり、敬遠したり、他の役員仲間に愚痴ったりしている。 それを見ていたのは、渡り廊下にいた誰かだった。

嫌いな人も、苦手な人も、見えなくできる――そんな便利な機能が当たり前になった世界。 サラリーマンの早田裕作は、人を消すことに後ろめたさを感じながらも、次第に「空白」だらけの日常…

没落した柊家の娘の明日香は、皇家に嫁ぐことを命じられた。 しかし花婿は人間ではなく――銀髪紅眼の人形だった。 無機質な視線の奥で、彼はやがて目を覚ます。 「俺を殺した相手を探…

エブリティアース、それは未来の地球の形。新たな地球で紡がれる人々の群像劇。恋？　ファンタジー？　ホラー？　グルメ？　なんでもござれ。だって元地球だよ？？

冒険者組合の受付嬢をやっている私は、有名なAランク剣士の冒険者を彼氏にすることができた。 ちょっと気が引けるところは、その彼氏が、私のルームメイトであるシーナの元カレっぽいという…

夏休みのが始まる前。塾帰りに立ち寄ったコンビニで、私は思わぬものを見つけた。 クラスで浮いている男子が開けた冷凍庫に眠っていたのは、エルフのような美少女の死体。そして足元には奇怪…

傭兵団《灰狼旅団》 国家に見捨てられた国で、民を守るために剣を取った者たち。 その中で育てられた少年、カイル・マクレガー。 雷の大剣を振るうリーダー、レオン・ヴァルグレイの背を…

蜘蛛蜘蛛パニック

11月の文学フリマにて発行予定の「酒にまつわる短編集-ギルドメンバーから聞いた十二の話-」のうちの1篇を公開。 ギルド創設期からいる怪物型神秘、レヴィアスが酒にすむ魚について教え…

この国は精霊に満ちていますが、彼ら精霊の姿が実際に見えて、共に語らうことができる人間は多くありません。 そんな希少能力を持つのが、僕、〈精霊の加護持ち〉なんです。 精霊はいつも僕…

泣いた親友が呼び寄せてしまった紅い鬼と契約した紗枝。 自分以外の友人達は無事に元の世界へ帰れたと喜ぶ反面、一切の日も射さない世界に日々侵食され、怯え、憔悴していってしまう。 そん…

雨は、祈りであり、力であり、呪いでもあった。 古来より雨を呼び、人々の暮らしと心を潤してきた「雨降師（アメフラシ）」。その末裔の少女シューヴァは、祖父とともに干ばつに苦しむ村へ…

女呪術師である私は、ソロでも出来る高額依頼にこだわり抜いて、ついに寝袋とパンを抱えて〈幽霊屋敷〉に泊まることになった。 〈幽霊屋敷〉とはいえ、もとは歴とした男爵家のお屋敷だったが…

一話完結型の短編集です。 日常の中に、『ふしぎ』が当たり前にある世界をお届けします。 ダラダラ日常あり、コメディあり、感動あり、少しホラーもあり。 たとえなんにもなくても、日常…

高校生で、除霊師の雨宮　颯太。僕は、幼い頃に母親を殺されてから、会社を経営する父親と離れて生活している。僕には、音羽という霊が憑いている。生前、花魁だった音羽が、どういう経緯で、…

突然、異世界人がマルマル村に現れた。 それと同時に村の皆がおかしくなり、何度も同じ言葉を繰り返し、"僕"が話しかけても反応しなくなった。 気ままな親友も、礼儀に厳しい母さんも、村…