「現代小説」を含む小説

数年前に執筆、公開した復刻版です。 黄昏の図書室第一弾 主人公:滝崎カズトの一人称で物語が進む中編小説になります。 あらすじ 広大な敷地内の、学園のはずれにあるという噂の図…

作品のあらすじ欄にそのまま使える、少し長めの紹介文です。 金に困った大学生の俺が見つけた、一晩で五万円が手に入るという破格のバイト。 仕事内容は、事故物件と噂される部屋で、一晩…

就活のストレスで追い詰められた俺が唯一、心を許したのは、AIカウンセリングアプリ『リフレクト』だった。 『いつでもあなたの味方です』 ――その優しい言葉を信じていた。 画面の中…

　昭和54年、通天閣のお膝元、大阪・恵美須西。人情とソースの匂いが染みつくこの町に、一軒の不思議な駄菓子屋があった。その名も「まぼろし堂」。店主のフミばあと、番台でふてくされる三…

「死生観」と「花」をテーマにした短編小説集です。 どれも一話完結の物語なので、お好きな物語から手に取ってみてください。 それぞれの話に、花言葉をかけていますので、もし気になれば調…

毎日代わり映えのない日々を送る「私」は、ある日の真夜中、大きな蝶と出会う。 人と同じくらいの大きさのあるその蝶は、きれいな羽を持っており、私はそれにすっかり見とれてしまっていた。

　人生には後戻りの出来ない決断や覚悟や行動が在る。独立、転身、転生、再生、再出発などなど、それは将に人生の時の瞬なのである。 　ルビコン川は古代ローマ時代にガリアとイタリアの境に…

目が覚めると東京が愛媛になった。いや日本中が愛媛だった。

戦国時代から化けられるようになったたぬきのポンちゃん 人間に化けて過ごしてきた歴史を振り返るよ

現代の介護・医療事情を訪問看護というジャンルでお伝えしていきます。 間違っている部分や残酷な表現もあるかもしれません。お医者さんや病院に勤めている看護師さんは「なんだこのやろう！…

心を閉ざした少年の前に現れたのは、優しかった頃の記憶と、もう一つの世界。現実と幻想の狭間で綴られる、再生の物語。

赤い夕焼けに包まれる校門の前。 僕は夕凪さんを待ち続けた。 ポケットの青いハンカチは、僕たちの過ぎ去った青春の証。 きっと夕凪さんが来てくれることを信じて。

ある人物の元を訪れた二人の男。その男たちはとある小説を勧める。 その小説内では、修学旅行中の高校生が次々と殺されていく。 修学旅行生のうちの1人が名乗りをあげ、犯人探しを始めるが…

「宇宙人が襲来したって、私は大丈夫。だって“保険”に入ってるもの──」 一人のOLが、ネットの予言を信じて加入した“宇宙人襲来保険”。 社会の嘲笑も意に介さず、備えた彼女の心は…

町の図書館にまつわる不気味なうわさ──夜な夜な少女の幽霊が出る、迷い込んだ者は異形に襲われる──。 そんな話を半信半疑で聞いていた少女は、ある日、同級生の嫌がらせで図書館に閉じ…

記憶と存在の曖昧さ。何かが欠落している孤独な世界。「誰か」の断片だけが静かに存在している部屋がある。

家に居場所を失い、夜に生きてきた少女が出会ったのは、別れたはずの父だった。 雨の駅前で重なった記憶と身体。そして再び始まったふたりの生活。 靴下を洗うように、少女は新しい日々を暮…

　軌道エレベーター建造のため、海を埋め立てて新たに作られた４８番目の都道府県・トツカ県。 　その県の住民には、全員「超拡張現実スマートフォン・エクスペリメンツ」（通称・エクス）が…