「じれじれ／もだもだ」を含む小説

俺は『幼馴染ざまぁ』に憧れている――。 幼馴染ざまぁというのは、幼馴染の女の子にフラれた途端、何故か可愛い女の子たちからモテてモテてモテまくるという、魔法のような現象のことだ。 …

最近僕は一時間も早く起きて、通学用の電車で席を確保している。 何故そんなことをしているかというと、いつも同じ電車に乗っている、名前も知らない綺麗な女の子に、さり気なく席を譲るため…

これは、一人の誠実な執事が、その手に宿した小さな魔法で多くの運命を変えていく愛の物語。 記憶の片隅に残る菓子作りの知識と、生まれ持った【絶対味覚】。 公爵家の執事シリルは、敬愛す…

　大学ニ年生の前川蒼大には、忘れられない幼馴染がいる。白瀬美月は誰もが振り向くとびきりの美少女だったが、本人もそれを自覚していてあざとい一面があった。それでも明るく活発で、男女問…

「ゴメンね、松永くんみたいなデブのキモオタは、タイプじゃないから」 「…………え」 　勇気を振り絞って片想いをしている吉岡さんに告白した俺。 　が、吉岡さんの口から放たれた返事…

王立貴族学校のとある放課後、私は突然公爵令息のジェイク様からプロポーズの練習相手になってほしいとお願いされた。 でも、練習の割にはジェイク様のプロポーズは随分真に迫っていて……！？

「ねえねえ、星凪さんはさ、好きな人いないの？」 「え？　す、好きな人？」 「「「――！！」」」 　とある昼休み。 　ゴシップ好きで有名な黒川さんが、星凪さんに唐突にそう尋ねた。…

貴族学園に通う令嬢のコレットは、伯爵令息のラウルに淡い恋心を抱いている。 だが、女である自分から告白するのははしたないと、勇気を持てないでいた。 そんなある日、ラウルの誕生日前日…

「く、櫛崎（くしざき）さん、おはよう！」 「…………」 「嗚呼櫛崎さん、今日もお肌がスベスベで見蕩れちゃうわ！」 「…………」 　氷の女王こと櫛崎さんは、今日も男女問わずクラス…

　俺がこの高校に入部して、早や二ヶ月。 　そろそろみんながどれくらい親しくなったか確かめるためと言って、担任の先生が、『一人三問、自分に関するクイズをみんなで出し合う』というレク…

俺と四方子（よもこ）さんは商店街にあるゲーセンの常連同士で、毎週日曜日の午後は一緒にメダルゲームで遊んでいる、親友とも呼べる間柄だ。 だが、何故かいつも四方子さんはサングラスとマ…

平凡な高校生である村田亜紡（むらたあつむ）は、クラスメイトの咲野（さきの）さんに、淡い恋心を抱いている。 だが、高嶺の花である咲野さんには、告白する勇気を持てないでいた。 そんな…

この作品は、ASMR脚本となっております。 『第4回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト』に参加しております。 声を聴かせてくれるのは、ダウナーな従妹。 無気力に聞こえますが…

システム開発会社の技術責任者・音川は、冷静で的確、誰よりも理論に忠実な男。 ヨーロッパの血を引く整った容貌と、鍛えられた肉体からは成熟した男のオーラが立ち上る。厳格な姿勢とぶっき…

中学生になった大雅と咲花、陽太と杏。そして転入生の乃愛……幼馴染たちの初恋と友情を描いた、ほっこりジレジレ短編集です。 サブタイトル『日本の美しい言葉』も合わせて、お楽しみくださ…

とある放課後、僕は突然クラスメイトの小西（こにし）さんから告白の練習相手になってほしいとお願いされた。 だが、練習の割には小西さんの告白は随分真に迫っており……！？

僕はクラスメイトの花守（はなもり）さんに、淡い恋心を抱いている。 だがヘタレな僕は、告白する勇気を出せないまま毎日を過ごしていた。 ――そんなある日、学校の校門を出たところで、花…

カイは地球に似た星、アクシスに住む記憶療法士。 リオが14歳のとき主治医となり、それから5年程治療している。 実はカイには秘密があった。 誰にも明かせない、過去と想いを胸に――…

中高一貫の名門私立進学校── 真面目で控えめな高校2年生・真壁悠斗は、誰からも「空気みたいな存在」と思われるほど地味で目立たない。だが、彼には誰にも見せない優しさと気遣いの心があ…