田舎暮らしのダウナーな従妹が、日を追うごとにデレてくる共同生活。~癒しをくれる緩甘ライフ~

米太郎

第1話 日中は暑い。

この作品は、ASMR脚本となっております。

『第4回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト』に参加しております。


ヒロインは、『ダウナー系のお姉さん』となります。

ゆったり流れる時をお楽しみください。

――――――――――――――――――――――――

 //SE ひぐらしが鳴く声。


(けだるそうに言う。)

「夏だからって、無理に帰省してこなくていいからね」


「私にだって、やることあるから」



 //SE カタカタと、ゲームのコントローラーを操る音。


(無気力そうに言う。)

「なに? これが夏休みの私のやることだけど?」


「一緒に遊ぼうって言われてもさ、これ一人プレイだし」



 //SE ひぐらしが鳴く声。

 //SE カタカタと、ゲームのコントローラーを操る音。


(感情がこもって無いように言う。)

「だぁー……。ネット民強すぎ……」


(無気力な溜め息。)

「はぁ…………」


 //SE ゲームのコントローラーを置く音。


(こちらに少し興味を向けて言う。)

「で、なんだっけ?」


「相変わらずだねって言われても。いつだって、こちらのやる気はゼロですし」


「久しぶりに会う従姉だからと言っても、やる気はゼロです」



 //SE ひぐらしが鳴く声。


(ゆったりと伸びをしながら息を吐くように言う。)

「ふぅー…………」


「せっかく田舎に来たんだからさー、君もゆっくりしたらいいじゃん?」


(独り言をつぶやくように言う。)

「何もやることが無いから、いいんでしょ」



 //SE ひぐらしが鳴く声。


「田舎は暑いって?」


(無気力そうに言う。)

「君は文句が多いなぁー……」


「暑いから、とりあえず身体冷やしたい?」


「そんなことをお願いされて、私が動くと思う?」


「あんたのために?」



 //SE ひぐらしが鳴く声。


(無気力な溜め息。)

「はぁー……」


(無気力そうに、ボソッと言う。)

がー、厳しい



 //SE ひぐらしが鳴く声。



「どう、涼しくなった?」


(若干引き気味に言う。)

「えぇー……。なんで笑っているの……?」


「最高に寒いギャグを言ったつもりなんだけどな……」



(無気力だけど、不服そうな声。)

「はぁ? 笑って暑くなった? 罰として、かき氷を作れと?」


(呆れるように言う。)

「君のギャグセンスは、相変わらずわからないな……」


(平坦な口調だけど、少しだけ嬉しそうに言う。)

「ギャグ面白いって……。褒めたって私は動かないから……」



(平坦だけど、段々とやる気を出しているように言う。)

「まぁ、どうしてもっていうなら……」


「満を持して、私が動いてあげるかー」


「よっこいしょー」


 //SE 床がきしむ音。

 //SE きしむ床を歩く音。


「床の音が気になるの?」


「あ、これ、私が太ってるってわけじゃないからね」


「こういう家だから。都会民にはわからないかもだけど」


「これが田舎の家だからねー」



 //SE ひぐらしが鳴く声。

 //SE きしむ床を歩く音。



「かき氷だけど。とりあえず、私と同じ量で作っちゃうよー?」


 //SE 冷凍庫を開ける音。

 //SE 製氷機から氷を取り出す音。パキパキと氷が割れる音。

 //SE ガタゴトとかき氷機に氷を入れる音。


 //SE ゴリゴリとかき氷機で氷を削る音。


「なに味にするー? 三つから選んでー」


「いちご、メロン、ブルーハワイ。どれがいい?」


 //SE 冷蔵庫を開ける音。

 //SE カランカランと、瓶が当たる音。


(呆れるように言う。)

「はい? 全部を混ぜて欲しいって?」


「子供じゃないんだからさー」


(恥ずかしそうに言う。)

「……まぁ、私もそうするんだけどさ」


 //SE トクトクと、シロップをかける音。


「はい、出来たよ」


「一緒に食べよ」


 //SE きしむ床を歩く音。

 //SE 皿にスプーンが当たる音。

 //SE かき氷にスプーンが入り、シャリシャリとなる音。


(無気力そうだが、和やかに言う。)

「夏のかき氷は美味しいよね」


(少し驚く。)

「姉ちゃんの作ってくれるかき氷は世界一……?」


「こんなの誰が作っても一緒だって」


(無気力そうだが、嬉しそうに言う。)

「そんなに喜ぶなら、また作ってやらないこともないけど……?」


「私はやる気がないんだから。動いたことを珍しいと思いなさい」


(無気力そうだけど、照れながら言う。)

「特別なんだからね」


 //SE 皿にスプーンが当たる音。

 //SE かき氷にスプーンが入り、シャリシャリとなる音。


 //SE ひぐらしが鳴く声。


(少し驚いて言う。)

「あ、片付けてくれるの?」


 //SE きしむ床を歩く音。

 //SE ガシャガシャと、流しに皿を置く音。


(無気力そうに言う。)

「褒めて欲しいって? べつに褒めないよ」



 //SE 頭を撫でる音。


(不思議そうに言う。)

「なんで、私が君の頭撫でさせられてるの……?」


(無気力そうに、恥ずかしそうに言う。)

「かき氷食べた直後だっていうのに、身体が火照ってきたんだけど……」


「まぁー……、嬉しそうな顔見れるのは、私も嬉しいけどさ」



 //SE 頭を撫でる音。


(嬉しそうに言う。)

「バカ……」


――――――――――――――――――――――――

あとがき


こちらの作品は、『第4回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト』参加作品となります。

少しでも面白いと思って頂けましたら、☆での応援をよろしくお願いいたします。(*_ _)

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