「ショートショートよりショート」を含む小説

S美術大学の事務室にある「落とし物コーナー」。 そこでは、事務員の高橋が、今日も淡々と落とし物を管理している。 失くしたものが戻り、戻らないものが残る――それだけの、大学の日常。

冬の朝のお話です。 最近ちょっと投稿できてなかったので手隙に書いたものです。（ちょうどよくお題フェスのバナーが見えたのも理由ですが） 楽しんでいただければ幸いです。

500〜2000文字のSSです。 たまに長いのもあります。 繋がりがたまに出てくるのでそこを楽しんでいただけたら幸いです。 話数を飛ばしても読める作品になっておりますので好きな…

日照りで滅びかけた寒村に生きる元天才杜氏・権平は、死者の谷で湧き出る“甘い水”から、人の理性と尊厳を溶かす禁断の酒「お庄屋ゴロシ」を生み出す。 その一滴は、強欲な庄屋や冷酷な…

それはどこにもおる 　どこにもおらぬ 　けがれにささげしかたけ 　　きをつけよ 　　　きをつけよ 　　　　　　　　　　　　　　　　よりては　やすみ　　　　　　なおる

ミミコちゃんはみんなと違う。 ルリちゃんは気になるけれどミミコちゃんはどこ吹く風。 ミミコちゃんにはルリちゃんの知らない一面があった。

女装を題材にした短編集を不定期に更新していきます。

未来で大きな問題となっているゴミの処理方法、とある企業の発明によってゴミ問題は解決するがゴミによって様々な事が巻き起こる。

美大生のリオは、ある少年漫画作品の二次創作を続けている。 タイムラインに流れる強い言葉、夢女子の友人のまっすぐな「好き」、そして静かに未来を見ている誰かの熱。 その間で揺れながら…

自分は不運だと嘆くF氏は、「運命銀行」という奇妙な店を見つける。そこは、日常の幸運を我慢して「預金」することで、将来に利子のついた莫大な幸運を引き出せるという場所だった。F氏は人…

金に困った男が、古本屋の魔導書で悪魔を呼び出した。魂を売って富を得ようとする男に対し、悪魔は「地獄は定員オーバーで、今は買い取りをしていない」と告げる。 その代わり、地獄に溢れる…

ある男の問いに答える者のお話です。 天才って、なんなんでしょうね。 才あるものが天才なら、得意なものがあったら、全員天才なのでしょうか？

世界中の捨てられた服が漂着する孤島「衣島」。 服の声を聴き、未練を解いて供養する男・紬は、消費の亡霊に呑まれながらも、自らの過去と罪に向き合う。 愛と記憶を解体し、やがて紡ぎ…

鬼や天狗のような古典から、くねくねやコトリバコのようなネットロアまで、古今東西の怪談に材を取った短編集。 各話800字以下なので、速い人なら1分、遅めの人でも2分ほどで読むことが…

家族、仕事、友情、すれ違い、ささやかな幸福。 魔法も怪異も出てこない、現代の日常を題材にしたショートショート集です。 きれいごとだけでなく、少し苦い現実も混ぜながら書いていきます…

姫宮るるなは、作品に恋をする。 誰にも理解されない感情を、甘い言葉で包みながら、 それでも「完成させる」という残酷な選択をやめない。 これは、愛してしまった創作者の話。

ショートストーリーの作品集です。 「淡い夜に満たされて」 釣れない夜も、静かに嬉しい。 波紋と影と、少しの会話が胸をあたためる。 淡い夜は、気づけばそっと満ちていた。

亡き祖母が僕に残したのは、猫の絵のついた急須だった。 僕はその蓋を開ける。 ほっこりと、少し寂しいかもしれない短編です。

こちらは日常に潜む、怖さがテーマのショートショート群。 心理的な怖さや、身体に降りかかる恐怖など。 どれも単独で、サラッと数分で読めますが、どの話も基本的にホラーなのでご注意下さ…