「GL（ガールズラブ、百合）」を含む小説

君と出会ったあの日から私の何かを変えられた気がした。君と話しているうちに変わっていく何かに気づけないまま私の日常も日に日に「私の日常」じゃなくなっていく。

クラスで隣の席になった春香は、毎朝抱きついてくる鬱陶しい女の子。冷たく突き放しても「大好き」と笑う彼女に、ざわつく胸をごまかしてきた綾が、放課後の教室でこぼした言葉は――「大っ嫌…

結婚式前夜、眠りにつく前の一人思うこと

彼女の膝枕で癒される夜の物語

夕暮れに神社で巫女さんが1人。 そんな時にドンッと大きな物置が。 こんな寂れたところに人が来ることなんて滅多にないので、嬉々として音のした方へと向かっていく。 するとそこにいるの…

すれ違いが誤解だったけど、少しもやもやいしていたところにまた問題が、 今度はお店の家賃問題、手を差し伸べてくれたのは香織ちゃんだった。 珈琲の香りシリーズ完結編です。

幼馴染で恋人の葵と雨唯。普通の高校生の普通の修学旅行の、特別な朝。

クリスマスを越えて恋人同士になった私と香織ちゃん。なのに、春先、スマホの通知と「ゼミの先輩」の存在が、胸の奥に黒い影を落とし始める。常連さんの「恋人みたいね」の一言がトリガーにな…

夜だけ営業する小さなカフェ「Calme」。そこは、日常の喧騒から離れたい人々が静かに訪れる場所。大学生の澪は、ある夜、少し年上のフリーランスデザイナー・理沙と出会う。 初めは互…

リクエストに珈琲の香りと君の微笑の続編を見たいとありましたので書きました。 少し調子に乗って３つあるので期間をおいて出そうと思います。 クリスマス当日、ちょっと特別に飾られたカ…

多分その日は私が彼女の気まぐれに巻き込まれただけ。昨日はきっと他の誰かを巻き込んだだろうし、そのまた昨日もだろう。でも、明日からもそうだと思うと少しモヤモヤする。

フローラは、誰よりも魔法に愛された天才少女。 しかも侯爵家のご令嬢。 見た目はまさに花のように美しく、綺麗に流れるロングヘアーはまさにお嬢様の鑑。 そう―—見た目だけは、可…

小さなカフェ「ビーンズ・ハート」で働く私と香織ちゃん。 朝のカウンター、雨上がりの休憩……すれ違う視線と珈琲の香りが、気づけば恋の色に変わっていく。 クリスマスの夜、湯気の向こう…

「顔、踏んであげましょうか？」 同級生の友達にこんな事を言われる日が来るなんて考えたこともなかった。 勉強ばかりだった真面目な少女が、からかい好きの友人の足で堕ちていく百合物語…

　地球の脇を隕石が通過し、青い雪が降るようになった結果、それに触れた人類は生殖機能を失った代わりに、十七歳で外見年齢が停止し、三十年ほど経過後、若返るようになった。今でも時折降る…

　渋谷の雨の午後、25歳の会社員・綾は、転びかけた瞬間に一人の女性に腕を掴まれる。 　彼女の名はエミリー。ニューヨークから来たフォトグラファーだった。 　翻訳アプリを介して始まっ…

田舎で過ごす静かな夏。 本の中だけが友達だった私の前に、都会の少女・未希が現れる。 星空の下で交わしたひとつの約束が、二人の心を永遠に結ぶ——。

香澄は塾講師をしている女子大生。 彼女は自分の生徒である女子高生の凛子に想いを寄せていた。 ある日、香澄は親友の純子から、自分が同性愛者であることをカミングアウトされる。 驚いて…

尾曽 桔梗（おそ ききょう）は不登校。 中学に入学してから半年ほどで体調を崩し、それから登校せずに家でぼんやりと日々を過ごしていた。 形式上、2年に進級したある日、学級委員を自…

まりんは7歳の時、電車の中で助けてくれた同じ名前の女子高生『まりんお姉さん』に一目惚れ。 10年の月日が流れ、まりんは出会った頃のまりんお姉さんと同じ白浜女学院の2年生になって…