十一月に入り、空気もぐっと冷たく感じられるようになりました。夕暮れが早まり、ふとした瞬間に懐かしい気持ちがよぎる季節ですね。
そんな時、過去に親しくしていた誰かを思い出したり、もし偶然もう一度会えたなら、と考えたりすることはありませんか。
今回の特集テーマは、そんな想いに寄り添う「再会からはじまる恋」です。
絶交した幼なじみと合コンで再会し過去と向き合う物語、高校時代に自分をいじめた女子が犬として売られている姿と再会し救おうとする物語、転校初日に見覚えのない女子に泣かれた主人公が過去の因縁を探る青春ラブコメ、引っ越し先で孤児院時代の幼なじみと再会し美しく成長した彼女に翻弄されるラブコメの4作品を紹介します。
本特集に選ばれたレビューをご投稿いただいた方には、11月中に500円分の図書カードをお送りいたします。今後とも、素敵なレビューのご投稿をよろしくお願いいたします。
とても魅力的だが人間らしさが全開な登場人物、吸い込まれるように感情移入できる感情描写、しっかり散りばめられた伏線を綺麗に回収していく構成、全てが卓越している。
恋愛小説好きは勿論、サスペンスやミステリー好きにもおすすめできる一作。
こんなレビューを真面目に読んでないで一刻も早く本作を読みに行くことを強くお勧めする。
女の子がペットで売られていたら？ みたいな事を考えたことは男にはあると思う。この作品は、その発想の一歩先をいった作品。
擬人化ではなく、擬犬化。
人が犬として改造されて、ペットショップに売られている。
昔読んでワクワクしていたホラー文庫のようでも、SFバカ本のようでもあって、超いい意味でふざけた発想で、たしかな文力で書かれた怪作である。
うわ昔こんなこと考えたことあるわ、と思うから、ちょっとした描写に、自分が考えたことのあるエッチシーンも想像しちゃって、、、。
読者の妄想をかりたてる傑作である。
犬になった女の子との関係性も面白くて、だからこそワクワクしながら読まさせていただきました。私が読んだなかで、今年1番の傑作です。
３人のヒロインの個性的で可愛らしさ、シリアスな場面での絶妙な間の表現、真面目な主人公なのに笑いを誘う語りと、作者さんの表現力が光る文章。
読んでてクスリと笑ってしまいます。
特にお気に入りのエピソードは、踊るカツオ節。
タコ焼きにトッピングされたカツオ節に主人公の心情を投影させた描写は秀逸で、笑えます。
更新再開、ありがとうございます！
田舎の孤児院で育った一条湊は、引き取り主とともに大都会の学校に転校。
そこで出会った美少女は、なんとかつての幼なじみだった……。
完璧な美少女、神宮寺七海。しかし、湊の前でだけは飾らない笑顔を見せる。
そこに湊の妹、咲穂も加わったほのぼのしたやりとりが魅力的です。
甲斐甲斐しく七海と咲穂のお世話をする湊や、丁寧に描かれた日常に好感が持てます。
なにかを抱える七海。彼女は一体、なにを胸に秘めているのか。
二十話まで読んでのレビューです。
