概要
どいつもこいつも、一度死ね!
山田コウジは、容姿へのコンプレックスと人生へのフラストレーションでいっぱいだった。ある日彼は、何でも出来る武器を手に入れる。これがあれば、自分を馬鹿にする奴、邪魔な者を消すことが出来る・・・。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!居場所を持たない者の歪みと強み
舞台は1984年の昭和の日本。
社会的に軽視された立場の山田は、ある殺人事件を目撃し、現場で手にした一本のナイフをきっかけに、「自分が強くなった」という錯覚に取り憑かれていくーー。
そんな冒頭からどんどん物語に引き込まれていきました。
作中に描かれる妬みなどの負の感情が強く描かれ、混沌とした時代と重なることで、リアリティが加速する印象を受けました。
孤独や劣等感が鋭い筆致で浮かび上がる中、山田という人物への関心がどんどん強まっていく。
胸の内に抱える狂気の描き方が緻密で本当にお見事。
特に惹かれたのは、クラシック音楽と暴力描写の対比で、演出が物語に独特の不気味さを漂わせます。
本…続きを読む