概要
【一話完結】誠実で無愛想な探偵—汐入悠希の謎解きと巻き込まれる僕の話
【一話完結です!気になるタイトルがあれば摘み食いしてみて下さい!】
僕——能見鷹士は、探偵業を営む汐入悠希の無茶振りにいつも巻き込まれてしまう。汐入は探偵業がない時(つまり、ほとんどの日は)大森珈琲店でバイトをして凌いでいる。僕は仕事の合間に休憩がてら大森珈琲に立ち寄るのが日課だ。カウンターで汐入が珈琲を淹れてくれるわけだが、そこでいつも汐入の持ってくる面倒ごとに巻き込まれてしまう——
「ブルーマウンテンだ」
高い豆を選んだな。僕は、怪訝な表情を汐入に向ける。
「心配するな。ワタシの奢りだ」
いや、心配しているのはそこじゃない。この珈琲を飲むと、きっとその後に吹っかけられるであろう汐入からの要望も呑んだことになるんだ。僕は暗澹たる気持ちになった・・・。
「やれやれだ。ゆっくり味わうとするよ
僕——能見鷹士は、探偵業を営む汐入悠希の無茶振りにいつも巻き込まれてしまう。汐入は探偵業がない時(つまり、ほとんどの日は)大森珈琲店でバイトをして凌いでいる。僕は仕事の合間に休憩がてら大森珈琲に立ち寄るのが日課だ。カウンターで汐入が珈琲を淹れてくれるわけだが、そこでいつも汐入の持ってくる面倒ごとに巻き込まれてしまう——
「ブルーマウンテンだ」
高い豆を選んだな。僕は、怪訝な表情を汐入に向ける。
「心配するな。ワタシの奢りだ」
いや、心配しているのはそこじゃない。この珈琲を飲むと、きっとその後に吹っかけられるであろう汐入からの要望も呑んだことになるんだ。僕は暗澹たる気持ちになった・・・。
「やれやれだ。ゆっくり味わうとするよ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!高校時代からの古馴染みが織りなす「マチナカ」探偵ストーリー
本作のワトソン役は地元に戻ってまちづくりコンサルを営みはじめた若者、能見。ホームズ役は同じく地元で父親の探偵事務所の跡を継いだ私立探偵、汐入。この二人を軸に、地元の顔馴染みたちが絡んで謎解きをしていくマチナカ探偵物語ともいうべき作品です。
汐入の最初の印象は、名探偵にありがちな高機能社会不適合者かなと思ったのですが、頭の回転が速いリケジョだからそう思っただけで、人情にも篤い、粋なお姐さんでした。まず彼女がとても魅力的です。
物語は一話六千字くらいの短編集ですが、理系知識全開の謎解き、人間心理の盲点をついたトリック、依頼人たちの思惑のすれ違いなど、さまざまな切り口で展開され、飽きさせませ…続きを読む