概要
不死の青年ナユタの、来し方と行く末
(2025年集英社オレンジ文庫小説大賞二次選考通過→三次選考落選作品)
これは、死ぬことのない身体を持つ男、ナユタの物語である。
ある時は雪山に隠遁。ある時は砂上の見世物。
ナユタは世界の中でただ一人、死ぬことのない体を持ち、ただ一人で世界を歩き、限りある命を持つ者たちと関わっていく。
今年度から選評がもらえるのが三次通過以上になってしまった…泣
供養もかねて投稿です
これは、死ぬことのない身体を持つ男、ナユタの物語である。
ある時は雪山に隠遁。ある時は砂上の見世物。
ナユタは世界の中でただ一人、死ぬことのない体を持ち、ただ一人で世界を歩き、限りある命を持つ者たちと関わっていく。
今年度から選評がもらえるのが三次通過以上になってしまった…泣
供養もかねて投稿です
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ただただ人が好きな青年の、人よりも少し長い人生の物語
不死の青年、ナユタの軌跡を描いた話です。
怪我などで体がどれだけ酷いことになっても、一度死んでしまえば全て元通りに生き返る青年・ナユタ。作中の世界でも不死というのは当たり前のものではなく、むしろナユタ本人は自分以外に一人しか聞いたことがないと言うほど珍しいもの。
だから当然彼の不死性を目の当たりにした人間は驚き、恐れ、時に彼を利用しようとします。
そんな人生を歩んできたら人間不信にでもなっていそうなものですが、このナユタという人は人間が大好きです。
時には自ら人助けのために、時には他者から強制されるような形で何度も何度も死と再生を繰り返すのですが、それでも彼は人を好きでい続けます。死ぬたび…続きを読む