概要
ある日、将棋の世界から香車が姿を消すこととなってしまいました。
「将棋界激震 香車が姿を消す」
わが国では、日本将棋連盟が主体となって騎士の育成や普及、文化の継承を行ってきていることは周知の事実かと思います。しかし、駒の動かし方や二歩、打ち歩詰めといった基本的ルールに関しては実は将棋の駒達のみが談合の末に決めていたのです。とはいえ、ここ数百年そのルールが変わることはなかったのですが……。
※この物語はフィクションであり、実在する人物や組織等とは一切関係がございません
わが国では、日本将棋連盟が主体となって騎士の育成や普及、文化の継承を行ってきていることは周知の事実かと思います。しかし、駒の動かし方や二歩、打ち歩詰めといった基本的ルールに関しては実は将棋の駒達のみが談合の末に決めていたのです。とはいえ、ここ数百年そのルールが変わることはなかったのですが……。
※この物語はフィクションであり、実在する人物や組織等とは一切関係がございません
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!不満を覚えた香車たちが将棋界からボイコット!いったいどうなる?
日本将棋連盟でも極一部しか知らないトップシークレット。実は将棋のルールを決めているのは、地下で密かに行われている将棋の駒たちによる会議だった!?
その会議は完全に惰性になってきていて、結局何百年も将棋のルールは変わらないまま。そんな折、不満を覚えた香車さんたちが一石を投じる。
自分たちの処遇は不当だ。初期位置も可動域も微妙で活躍できない。こんなことならボイコットする!と。
他の駒たちは慌てて止めに入るも、自分たちの方が活躍している自覚があるだけに反論できない。結果、香車が将棋界から消滅して――?
将棋の駒を擬人化するという着想がまず非常に面白いなと思いました。展開も次々と変…続きを読む - ★★★ Excellent!!!もし将棋の駒に意思があったら……どうする?
非常にユニークな発想で驚嘆いたしました。
将棋の駒が意思を持つという奇抜な設定にまず目を惹かれました。
しかも、なんとその世界の将棋は、意思を持つ駒たちの話し合いでルールが決まっているようです。
そんな世界で、ある日、香車が自身の待遇に不満を持ちます。
自身の立ち位置や可動域を変えろ、と王将に訴えてしまいます。
どうやら他の駒に比べて、あまり使われないことが不満なようです。
他の駒が宥めるも、香車の決意は揺らがず、棋戦をボイコットしてしまいます。
そしてそれ以降、香車がないのが当たり前の世界に……。
なくなったことで、将棋の戦い方は変わり、大打撃を受けた棋士からは「こ…続きを読む