たった800文字📖それなのに、この作品には恋愛の始まりから終わりまでが詰まっています💕短い言葉を伝えるために必要な長い長い前置き✨その発想自体がとても美しく感じました🌿また人と人との関係は、そんなに簡単に終わるものではないのだと思わされます🌸短い作品なのに、一つの人生を読んだような余韻が残る素敵な掌編です💐
たった数文字の言葉に込められた想いの大きさを感じる作品でした。言葉と言葉の間にある時間や感情が丁寧に描かれていて、とても印象に残ります。読み終えたあと、誰かに伝えたい言葉について考えたくなりました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(118文字)
この僕たんが久々に出会った、『言葉』の一語一語に、化学調味料一切無しの魔法を振り掛けては、見事に一語一語を『言霊』へと昇華させる、言葉のマッドプロフェッサー。今作の素材はロマンティック。陳腐でチト長い映画やドラマなどを観ずとも、タッタの八〇〇文字の言霊がアナタをロマンティストに変える。
数の単位が感情の度量衡になっている。この一点だけで、この作品は成立しています。「ありがとう」から始まり「ありがとう」に帰る円環。その間に日本語の数詞が全て使い切られる。つまりこの作品自体が、最後の五文字を言うための八百文字の前置きになっている。構造そのものが告白であり、構造そのものが愛についての証明になっている。別れたいに無量大数を充てたのが決定打。最大の数を否定に使うことで、肯定が無限を超える。
どんなに言葉を積み重ねても、たった五文字の「ありがとう」に勝るものはない。けれど、その五文字を言うために、私達は一生分の言葉を準備する——。この作品は、愛の数を単位で測る物語「阿僧祇」「那由他」「無量大数」——仏教由来の数の単位を、感情の深さに置き換えるという構造センスの光る素敵な物語でした!感激
コミュニケーションをとるために普段から使う何気ない一言。その一言の言葉も、伝える相手によってはとても大きくて深い想いが込められています。本当は一言では足りないかもしれない。でも、伝えるためにはその「一言」で表すしかない。本作を拝読して、そのような「一言」の背後に存在する言葉には言い尽くせないほどの想いの大きさに気付かされ、愛する人に贈る言葉の大切さを実感するに至りました!自分自身、愛する家族や友達に向けた言葉をもっと大切にしようと思います。素晴らしい作品です。是非ともご一読を!!!
たったの数文字、決まった順に並べるだけで、これほどまでに意味を持った言葉になる。ただ、ひとこと、それを伝えるためだけに費やされた800文字。最後にあるのは、文字の羅列ではなく、たしかな言葉。とてもうつくしい前置きでした。
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