死者に関わる設定が練られていて面白かったです。ただ、この作品で大事なのは設定よりも、家族の絆だと思います。
本作では、死者がゾンビとして生き返ることがあります。しかし、彼らは他人に感染させたり、正気をなくして人を襲ったりする一般的なイメージから大きく異なる存在です。死者にまっさらな魂が入り込んで、その記…続きを読む
アニメ監督や映画監督がこの小説を読んでいるか分からないが、もし読んでいたら、書籍化していないとかそういったことは一旦投げ捨ててこの作者に直談判しているに違いない。それほどまでに、映像化イメージができ…続きを読む
よく練られた世界観に、造語の数々。だけど、ごてごてしさが好ましく感じるのは、文体が軽やかで、すいすいと読めるからでしょう。
屍者の帝国、ニンジャスレイヤー、その他SF的な世界観を好む方々には間違いなくおすすめです。ネクロパンクという言葉を今まで知らなかったのですが、この作品は正しくネクロパンクというべき作品で、爛熟した…続きを読む
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