これぞ現代ファンタジー。

『魔王』と呼ばれるヤクザと、それを退治する『勇者』と呼ばれるアウトローの物語。

現代社会を舞台にしていながら、『魔王』や『勇者』や『アーサー王』などファンタジーな要素も取り入れた面白い舞台設定もさることながら。
そのキャラクター一人一人の魅力で、ぐいぐいと引き込まれていきました。主役級はさることながら、脇役の一人にいたるまで魅力的。

主人公の一人称で語られる物語ですが、その主人公が強いのに完ぺきではなくて欠点やアラも多く、どこか親しみが持てるところが一番引き込まれる要因かなと感じます。
その語り口調が、コミカルでなんとも面白味があります。

続き、楽しみにしています。

個人的には、《嵐の柩》卿と主人公の関係が気になります!



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