100%の感情は刃にも包帯にもなる

設定や冒頭を読んでの感情は「琴裏さんって漫画もそういう設定だったな」でした。しかし感情の読み取れない登場人物がいるなど、相違点もあるので今後に注目です。

ダイレクトな悪意は人を傷つけ怯えさせ、逆に混じりけのない善意は胸いっぱいに温かな感謝を広げてくれる。作品全体を流れる、時に穏やかで時に冷たい風のような雰囲気は、春先の気候を思わせます。それを上手く文章でも表現できているので、これからの展開に期待が持てる作品です。