2話を読んでほしい

昔の怪談に、訳の分からない奴があるじゃあないですか。
なんか、筋が通らないというか、え、何それみたいな奴。

「第2話 嘆虎殿」がまさにそれ。
いや、筋が通ってないという訳ではないし、「何それ」というのは批判的に言っている訳でもないんですよ。ただこの話の、マジで存在する古典みたいな、不条理と、ギリギリ筋の通る感じと、ラストの一文と、このなんというかなあ。絶妙すぎる。

とりあえず2話を読んでみて、嵌る感じだったら、他にも嵌る話はあると思います。

個人的には、この偽古典というか、偽神話みたいな奴を週に一話読めたら最高に幸せなんだけど、何が、どうして、と言われると、言語化できないので凄く困るみたいな、そんな感じです。

※ホラーか、と言われると、そうではないと思います。
ホラーではないんだけど、なんだか分からないけれど、ぶん殴られたような気持ちになる話があり、それが心地よいです。

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