概要
ここは、人の世とあやかしの世とが交わる、辻の町。
月ノ辻町(つきのつじまち)――ここは、かつて、この世ならぬ世界があった土地。 「異世(ことよ)」と「この世」、二つの世界が交わるこの町では、今でもたびたび、不思議で奇怪な出来事が起こるという。
真冬にあたたかく灯るホオズキの実。古い家の手摺に現れた小人。夢の中で雪原を歩む異形の者。帰り道で出会ったどことなく様子のおかしな知り合い――。
これは、ともすれば異世を覗いてしまう少年と、黄昏時色の髪を持つ「先輩」が暮らす町にまつわる、幾つかの短いお話。人と、人ならぬ者との縁を綴った、奇譚集。
真冬にあたたかく灯るホオズキの実。古い家の手摺に現れた小人。夢の中で雪原を歩む異形の者。帰り道で出会ったどことなく様子のおかしな知り合い――。
これは、ともすれば異世を覗いてしまう少年と、黄昏時色の髪を持つ「先輩」が暮らす町にまつわる、幾つかの短いお話。人と、人ならぬ者との縁を綴った、奇譚集。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?