穢されてもなお穢されることのない意志を持った姫君。高い知性と人を思う心を持った魔王。悲しくも美しいお話です。
【書籍化作品】 ・『いちいち癇に障るんですけどっ!』KADOKAWAビーズログ文庫 https://kakuyomu.jp/publication/entry…
読後から少々経っているのですが、何回思い出しても大好きなのでレビューしに参りました。あらすじとしては今も昔も愛されるテーマかと思いますが、それを端的に、けれど充実した語りで、美しく、せつなく、愛…続きを読む
詩的で心を打つ。シンプルに強い文章力
この作品に関しては、あまり多くを語るのは無粋というものでしょう。字数にして5000字に届かない短編ですし、読むのに時間は必要ありません。 だからこそ、ただただ、一読をお勧めします。
魔王は、奴隷へと堕とされた盲目の少女をさらってきた。美味そうに肥えたら食らってやる、と魔王では少女に告げる。その時はいつ訪れるのか、それは魔王自身にもわからない。楽園のような日々は魔王の心に…続きを読む
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