束の間の楽園は、少女が美味しくなるまで約束されるはずだった

魔王は、奴隷へと堕とされた盲目の少女をさらってきた。
美味そうに肥えたら食らってやる、と魔王では少女に告げる。

その時はいつ訪れるのか、それは魔王自身にもわからない。
楽園のような日々は魔王の心に不思議な安らぎをもたらすが……。

ほの暗く、幻想的で、儚く、ひどくロマンチックな魔王の物語。
救いがなくて残酷で、だからこそ魅力的で惹き付けられた。

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